研究課題/領域番号 |
19H02910
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38050:食品科学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
後藤 剛 京都大学, 農学研究科, 准教授 (10550311)
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研究分担者 |
高橋 春弥 京都大学, 農学研究科, 助教 (30750369)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2021年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2019年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
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キーワード | 脂肪組織 / コレステロール代謝 / 肥満 / コレステロール / コレステロール生合成経路 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、食事により強く制御される「コレステロール代謝」と「脂肪組織機能」の関連について明らかにするため、脂肪組織におけるコレステロール生合成経路の生理的な役割の解明を試みる。本研究により、「コレステロール代謝」と「脂肪組織機能」の新たな関連性を示すことが出来れば、脂肪組織機能異常状態である肥満症や、肥満やコレステロール代謝異常が危険因子とされる動脈硬化性疾患発症機構の新たな知見として、応用が期待される。
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研究成果の概要 |
本研究では脂肪組織におけるコレステロール生合成経路の生理的な役割を検討し、以下のような知見を得た。 薬剤誘導型脂肪組織特異的コレステロール合成経路欠損モデル動物の作成・解析を通じて、脂肪細胞のコレステロール合成経路は成獣の脂肪細胞機能の維持において必須の役割を担っていることを明らかにした。また、脂肪組織におけるコレステロール合成経路の必要性は組織部位ごとに異なる可能性が見いだされた。 本研究成果は、脂肪組織機能異常状態である肥満症や、肥満やコレステロール代謝異常が危険因子とされる動脈硬化性疾患発症機構の新たな知見として、応用が期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、脂肪細胞におけるコレステロール生合成経路の成獣における生理的意義が初めて明らかにされた。 脂肪組織機能破綻は肥満に伴う代謝異常症の発症の主要因として考えられており、実際に過度の内臓脂肪蓄積状態はメタボリックシンドロームの必須の診断基準となっている。また「肥満」・「コレステロール代謝異常」はそれぞれ動脈硬化性疾患の危険因子となる。本研究により脂肪細胞におけるコレステロール合成経路の役割が明らかとなったことから、本研究成果は、肥満症や動脈硬化性疾患発症機構の新たな知見として、応用が期待される。
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