研究課題/領域番号 |
19H02925
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38060:応用分子細胞生物学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
西村 宜之 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 生物機能利用研究部門, 上級研究員 (70405041)
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研究分担者 |
平山 隆志 岡山大学, 資源植物科学研究所, 教授 (10228819)
山崎 俊正 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 高度分析研究センター, 所長・部門長 (40360458)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2021年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2020年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2019年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
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キーワード | シグナル伝達 / プロテオーム / 植物 / アブシジン酸 / 種子休眠 |
研究開始時の研究の概要 |
植物の種子は、発芽しても生きていけない環境では、種子休眠といわれる“種子を発芽させない状態”を維持するが、アブシジン酸(ABA)がこの種子休眠において重要な役割を果たしている。 本研究では、種子休眠で重要な働きをするDOG1に注目し、DOG1を介したABAが働く仕組みやそこで働く因子の役割を明らかにすることを研究目的とする。 本研究で得られた成果は、穂発芽しにくい農作物の効率的な開発に応用し、農作物の収量増加に寄与することが期待される。
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研究成果の概要 |
アブシジン酸(ABA)応答が関わる種子休眠で重要な働きをするDOG1に注目し、DOG1の生理学的役割やその制御機構の解明を目指した。シロイヌナズナDOG1に相互作用する因子やDOG1の機能を抑制する因子の同定とその機能解析を行った。また、DOG1の生化学的解析も行い、DOG1が機能するために重要な新たな機能性アミノ酸残基の同定にも成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
DOG1は種子休眠で重要な役割を担うことが知られているが、DOG1の機能やその制御機構はほとんど明らかになっていない。本研究により、DOG1を介した種子休眠制御で働く新たな因子やDOG1の機能性アミノ酸残基の同定に成功し、種子休眠を制御する分子機構の理解が進むと期待される。得られた知見を利用することで、近年コムギなどの栽培で問題となっている穂発芽抑制を付与した作物の作出に寄与できると考えている。
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