研究課題/領域番号 |
19H02980
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分39060:生物資源保全学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人森林研究・整備機構 |
研究代表者 |
Worth James 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (30770771)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
2019年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
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キーワード | Phylogeographic break / Chloroplast 'mining' / Subalpine forests / Southern edge / Conservation genetics / phylogeography / southern edge population / subalpine forests / MIG-seq / whole chloroplast / NGS / genetic integrity / southern edge / Southern edge forests / Genetic integrity / cold climate forests / Japanese archipelago / global warming / genetic stock |
研究開始時の研究の概要 |
This study will elucidate the genetic value of isolated southern edge populations of 13 cold adapted plant species in Japan in terms of (1) their contribution to the total species gene pool of both neutral and putatively adaptive genetic variation and (2) the magnitude of evolutionary divergence from the core range while also (3) providing crucial information on the threats to southern edge populations including the genetic consequences of small population size and possible introgression.
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研究成果の概要 |
全葉緑体ゲノムの配列決定により、種間の遺伝的多様性のレベルは様々であり、南限の集団と分布の中心の集団の分岐のレベルも様々であることが判明した。このことは、12種の亜高山帯の種が対照的な更新世の歴史を持つか、過去の分散のレベルが異なることを示唆している。ハリブキの葉緑体DNA解析では、石鎚山の最南端集団が本州中央部の集団と遺伝的に近いことが示された。一方、ハクサンシャクナゲの四国にある南限集団は、葉緑体DNAが高度に分岐していることがわかった。興味深いことに、両種とも、東日本と本州中部・西日本の間で遺伝的差異が大きかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果により日本の亜高山帯の遺伝的多様性を形成する要因について、多くの洞察を得ることができ、南限集団を含む、集団の保全上の重要性を明らかにすることができた。本研究の成果は、日本の重要な亜高山帯森の将来的な保全管理に役立つと思われる。
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