研究課題/領域番号 |
19H03086
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分41050:環境農学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
青柳 秀紀 筑波大学, 生命環境系, 教授 (00251025)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2021年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2020年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2019年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
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キーワード | 微生物培養法 / 寒天平板培地 / フラスコ振盪培養 / ダークマター微生物 / 未培養微生物 / 培養用シート / 前処理 / ナノ粒子 |
研究開始時の研究の概要 |
従来の微生物培養法では、自然界に存在する微生物の1%程度しか培養できない事が明らかとなり、限界が指摘されている。残された99%の未培養微生物(Dark matter 微生物)の活用を目指し、環境ゲノム解析が盛んに行われているが、塩基配列だけでは分からない未知の機能の解明や実利用を行う場合、未培養微生物の単離培養が必須となり、従来の微生物培養法の問題点を排除した新規培養法の開発が求められている。本研究では、申請者が微生物のスクリーニング実験の過程で偶然、見出した新奇現象を解析し、解析結果から新たな方法論(培養条件や培養法)を提案し、多様な未培養微生物の培養化とライブラリー化をおこなう。
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研究成果の概要 |
代表的な従来の微生物培養法として、振盪フラスコ培養法と寒天平板培養法のそれぞれの諸特性解析を試みた。独自の解析システムを構築し、微生物フラスコ振盪培養中の気相と液相の挙動を解析した結果、サンプリング操作に付随する諸因子により、培養微生物が種々影響を受ける事が示された。寒天平板培養法の特性を解析した結果、平板培地で生じる種々の因子の変化や諸特性を把握する事ができ、従来法の問題点の一端が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自然界に存在する微生物の1%程度しか培養できない”という課題は、様々な微生物関連分野で共通の問題である。本研究で得られた成果は、従来の微生物培養法の特性を解析、把握することで得られる新たな知見をベースに、多様な未培養微生物の培養化に貢献できる方法論を提案しており国内外の大学、研究機関や微生物関連産業で広く使用でき、学術・産業面のイノベーション創出に貢献できる。
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