研究課題/領域番号 |
19H03420
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分48040:医化学関連
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研究機関 | 長浜バイオ大学 |
研究代表者 |
大森 義裕 長浜バイオ大学, バイオサイエンス学部, 教授 (90469651)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2021年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2020年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2019年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
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キーワード | 網膜 / 脊椎動物 / ゲノム進化 / 脊椎動物モデル / エピジェネティクス / シングルセル解析 / 網膜変性疾患 / 視細胞 / 動物モデル |
研究開始時の研究の概要 |
私たちの眼球に入射した映像は、まず網膜の神経回路により受容、処理される。この網膜神経回路を構成するニューロンとグリアはサブタイプを含めると約70種類以上に及ぶ。また、網膜視細胞にはシナプスや繊毛が発達し、視覚情報の取得に重要な役割を果たしている。近年、網膜においてエピゲノム変化の網羅的解析が進み、網膜細胞の多様性を確立する過程には、クロマチン状態の変化を伴うことが解明されつつあるが、その制御因子やメカニズムの実体の解明は進んでいない。本課題では脊椎動物モデルを用いて網膜におけるエピジェネティック制御機構の解析を行い、中枢神経の発生と機能に重要なメカニズムの解明を目指す。
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研究成果の概要 |
私たちの眼球に入射した映像は、まず網膜の神経回路により受容、処理される。この網膜神経回路を構成するニューロンとグリアはサブタイプを含めると約70種類以上に及ぶ。また、網膜視細胞にはシナプスや繊毛が発達し、視覚情報の取得に重要な役割を果たしている。近年、網膜においてエピゲノム変化の網羅的解析が進み、網膜細胞の多様性を確立する過程には、クロマチン状態の変化を伴うことが解明されつつあるが、その制御因子やメカニズムの実体の解明は進んでいない。本課題では脊椎動物モデルを用いて網膜におけるエピジェネティック制御機構の解析を行い、中枢神経の発生と機能に重要なメカニズムの解明を目指す。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
変異体キンギョやゲノム編集による遺伝子改変ゼブラフィッシュや遺伝子改変マウスなどの脊椎動物モデルを用いて、網膜の細胞分化におけるエピジェネティック因子による制御機構の解析を行うことで、脊椎動物における網膜の発生と維持の分子メカニズムの解明に繋げることができる。これらの研究から得られた脊椎動物の網膜における生物学的な知見により発生や進化などの基礎生物学的な理解の蓄積に繋がる。これらの基礎生物学的な知識は、基礎医学の分野でも重要であり、眼科領域疾患の治療法や診断法の確立に貢献することが期待される。
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