研究課題/領域番号 |
19H03468
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49050:細菌学関連
|
研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
平安 恒幸 金沢大学, 先進予防医学研究センター, 特任准教授 (30585170)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2021年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2020年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2019年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
|
キーワード | 免疫逃避機構 / 宿主細菌相互作用 / 免疫レセプター / アリル多様性 / LILR |
研究開始時の研究の概要 |
近年の抗菌薬やワクチンの開発により、現代では様々な細菌感染症を治療および予防することができる。しかし、抗菌薬がなかった時代では、多くの細菌感染症が致死的であった。本研究では、細菌が免疫から逃れる何らかの仕組みにより宿主の免疫応答を妨げているのではないかと考え、このような細菌の免疫逃避機構および宿主の細菌に対する免疫応答を明らかにすることを目的とする。
|
研究成果の概要 |
免疫は、病原体や腫瘍細胞を排除するための生体防御システムである。しかしながら、病原体や腫瘍細胞は、免疫から逃れるために様々な免疫逃避機構を発達させていることがわかってきた。本研究により、新たに免疫抑制化レセプターが特定の細菌を認識すること、このような免疫抑制化レセプターと細菌リガンドが遺伝的多様性を示すことが明らかとなり、免疫抑制化レセプターを介した細菌の免疫逃避機構によって宿主と細菌が共進化している可能性が考えられた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代では、抗菌薬やワクチンの開発により、様々な細菌感染症に対して治療を行うことができるようになった。しかし、抗菌薬やワクチンがなかった時代では、病原細菌は致死的な感染症を引き起こしていた。本来免疫が細菌を排除する役割を担っているが、なぜ宿主免疫は病原細菌を排除できない場合があるのだろうか。本研究では、免疫を抑制する免疫抑制化レセプターが細菌を認識してしまうことで免疫にブレーキがかかる可能性が示された。
|