研究課題/領域番号 |
19H03700
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
桐野 洋平 横浜市立大学, 医学部, 講師 (50468154)
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研究分担者 |
小林 大介 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (00363507)
渥美 達也 北海道大学, 大学病院, 教授 (20301905)
吉藤 元 京都大学, 医学研究科, 講師 (20422975)
國崎 玲子 横浜市立大学, 附属市民総合医療センター, 准教授 (20457849)
中島 秀明 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (30217723)
田中 良哉 産業医科大学, 医学部, 教授 (30248562)
岳野 光洋 日本医科大学, 医学部, 准教授 (50236494)
土橋 浩章 香川大学, 医学部, 准教授 (50380176)
目黒 明 横浜市立大学, 医学研究科, 特任教授 (60508802)
寺尾 知可史 国立研究開発法人理化学研究所, 生命医科学研究センター, チームリーダー (60610459)
黒沢 美智子 順天堂大学, 医学部, 准教授 (70245702)
東野 俊洋 北里大学, 医学部, 講師 (70458818)
吉見 竜介 横浜市立大学, 医学部, 講師 (70585265)
藤枝 雄一郎 北海道大学, 大学病院, 助教 (70790872)
菊地 弘敏 帝京大学, 医学部, 准教授 (80338681)
竹内 正樹 横浜市立大学, 医学研究科, 特任准教授 (80794081)
廣畑 俊成 帝京大学, 医学部, 客員教授 (90189895)
川上 純 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (90325639)
水木 信久 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (90336579)
古賀 智裕 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 助教 (90537284)
宮川 一平 産業医科大学, 大学病院, 助教 (10525463)
大村 浩一郎 京都大学, 医学研究科, 特命准教授 (40432372)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2023年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2022年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | ベーチェット病 / レジストリ / ゲノム解析 / クラスター解析 / GWAS / レジストリ研究 / 疾患活動性指標 / 難病プラットフォーム / 疾患レジストリ / 遺伝学的解析 / 亜型解析 / サイトカイン |
研究開始時の研究の概要 |
完全型ベーチェット病と腸管型ベーチェット病が異なる疾患集団であることを、遺伝学・疫学・免疫学の統合的解析により証明し、診断基準の改訂や個別化医療の開発に資するエビデンスを構築する。本多施設共同研究によってBDの疾患レジストリを構築してさらに症例数を増加させて検出力を上げることは世界的にみても独自性が高い研究といえる。個々の亜型と関連する疾患感受性遺伝子が判明すれば、病態の相違、類似性の手がかりになり、将来的には診断基準の改訂、予後予測因子の同定、亜型毎の診療ガイドライン作成、病態に応じた治療につながるものと期待される。
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研究実績の概要 |
研究の目的:本研究課題はベーチェット病患者を対象とした疾患レジストリを構築し、遺伝学的・臨床的な予後予測に有益となる亜型を同定することを目的としている。 研究実施計画:すでに後ろ向きの亜型解析は完了しており論文報告した(Soejima, Kirino et al, Arthritis Res Ther. 2021 Feb 1;23(1):49。その結果、皮膚粘膜・関節・腸管・眼・神経を代表的に構成する5つの臨床的亜型を報告できた。中国からも同様の5つの亜型が報告された(Zou et al, Arthritis Res Ther. 2021)。2019年よりレジストリ研究を本格的に開始しており、本年度までに横浜市立大学238例、北里大学22例、北海道大学28例、新潟大学32例、計320例のベーチェット病患者を登録し、そのうち約100例は3年間の前向きの追跡を行った。また臨床情報にマッチした血清・ゲノム検体も得て解析をおこなっている。本年度の重大な成果として、疾患活動性指標BDCAFと、特殊型・眼病変再燃との関連が判明し、学会報告した(平原、桐野ら、第67回日本リウマチ学会総会、博多、2023年4月26日)。つまりBDCAFを目標としたTreat-to-target戦略の可能性が考えられる。現在論文投稿準備中である。さらに千葉大学との共同研究にも着手し、新たに70例を新規にレジストリに組み込んだ。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
本研究成果に基づき、全国レジストリを活用したAMED事業への導出を行った。
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今後の研究の推進方策 |
来年度は蓄積した臨床症状・ゲノム解析・サイトカインの複合的な情報を統合的に解析することで、より細かいクラスター解析を行い、予後と直結する臨床的有用性の高い予測因子が同定できたことから、論文投稿準備中である。
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