研究課題/領域番号 |
19H03776
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
位高 啓史 東京医科歯科大学, 生体材料工学研究所, 教授 (60292926)
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研究分担者 |
松崎 典弥 大阪大学, 工学研究科, 教授 (00419467)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2021年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
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キーワード | mRNA医薬 / 関節軟骨 / 変形性関節症 / 転写因子 |
研究開始時の研究の概要 |
変形性関節症(OA)に対して、軟骨そのものを元に戻す根治的治療(疾患修飾性抗OA薬:DMOADs)は確立されていない。本研究の概要は、軟骨誘導性転写因子などをコードするmRNA医薬を用いて、軟骨基質内の軟骨細胞を機能制御し、軟骨変性を抑制する根治的治療の可能性を検討することである。mRNA医薬は新しい医薬品カテゴリーとして今後発展が期待され、軟骨変性という未解決の医学的課題に対して、mRNAを用いたアプローチを以て、新たな医薬品創成を目指す研究である。
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研究成果の概要 |
本研究では関節軟骨モデル組織作成やその解析手法についての検討を行った。3次元細胞集積技術・沈殿培養技術による軟骨モデル組織作成法を確立し、軟骨組織内の細胞間距離の制御により、種々の性質を持つ軟骨モデル組織作成の可能性が示された。また、ラマン分光法を用いたマウス変形性膝関節症モデルの軟骨の解析を行い、分子レベルでの軟骨変性最初期の変化の検出、mRNA医薬による治療効果を観察した。これらの解析手法を用いて、変形性関節症治療へ応用するmRNA医薬研究開発をさらに推進する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は変形性関節症の根治的治療を目指すmRNA医薬創製をゴールとして、軟骨モデル作成や解析手法について新たな知見を得たものである。これらの手法を応用して、軟骨の変性抑制や再生を可能とする医薬品開発がさらに加速することが期待される。
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