研究課題/領域番号 |
19H03829
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57030:保存治療系歯学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
多部田 康一 新潟大学, 医歯学系, 教授 (20401763)
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研究分担者 |
野中 由香莉 新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (40710520)
寺尾 豊 新潟大学, 医歯学系, 教授 (50397717)
藤本 啓二 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (70229045)
高橋 直紀 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (80722842)
谷口 正之 新潟大学, 自然科学系, 教授 (00163634)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2022年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2021年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2020年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
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キーワード | 歯周炎 / ペプチド / 抗菌活性 / バイオフィルム / ペプチド医薬 / 歯周治療学 / 歯周病医薬 / 機能ペプチド / 歯周病原細菌 / アミノ酸置換 |
研究開始時の研究の概要 |
口腔細菌の抗菌薬でのコントロールは,歯周病の予防・治療に有効なアプローチである。しかし,薬剤耐性菌の増加により,世界規模で抗菌薬の使用制限が課せられている。そこで本研究では,コメ及び大豆由来機能性ペプチドに着目し,特異的に口腔細菌のコントロールを行うペプチド群をスクリーニングする。その結果選出した食品機能ペプチドに対し,アミノ酸置換によりペプチド機能強化とナノカプセル化を行い,安全な次世代歯周病ペプチド医薬の開発を試みる。狭域スペクトルを特徴とする選択的バイオナノ医薬の開発による個別化医療を目指し,口腔領域におけるペプチド創薬研究を開拓する。
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研究成果の概要 |
口腔細菌の抗菌薬でのコントロールは,歯周病の予防・治療に有効なアプローチである。しかし,薬剤耐性菌の増加により,世界規模で抗菌薬の使用制限が課せられている。本課題においては,コメ及び大豆由来の機能性ペプチドに着目し,特異的に口腔細菌のコントロールを行う新たなパーソナライズド歯周病ペプチド医薬の創造を目指し,その機能解析を行った。その結果,歯周病予防・治療に有効な抗菌作用を持つ食品機能ペプチド素材,および機能強化されたアミノ酸置換体が複数選定された。機能性ペプチドのライブラリー化により,既存の抗菌薬に代替する安全な次世代歯周病ペプチド医薬開発の基盤となる研究結果が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
既存抗生物質と異なる作用機序を有し,歯周病細菌群に対して狭域スペクトルを持つペプチド医薬開発の発展性と学術的独自性を持つ。また,アミノ酸置換によるペプチド機能強化は,ペプチドの特異性と多様性の向上を可能とした。これらの機能ペプチドコレクションは検査・診断,症状・病期・細菌叢に対応するパーソナライズド歯周病医薬開発へつながり,国民に提供する新たな個別化医療の創造性を有する。
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