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低酸素分子イメージングに基づく新しい口腔癌治療戦略の構築

研究課題

研究課題/領域番号 19H03845
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関北海道大学

研究代表者

北川 善政  北海道大学, 歯学研究院, 教授 (00224957)

研究分担者 竹内 康人  金沢大学, がん進展制御研究所, 助教 (10735187)
大賀 則孝  北海道大学, 歯学研究院, 助教 (40548202)
佐藤 淳  北海道大学, 歯学研究院, 准教授 (60319069)
犬伏 正幸  川崎医科大学, 医学部, 准教授 (70399830)
趙 松吉  福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 教授 (80374239)
志賀 哲  北海道大学, アイソトープ総合センター, 客員研究員 (80374495)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2021年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2020年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
キーワード低酸素 / 遺伝子応答 / PET / 口腔がん / 頭頸部がん / FMISO / 分子イメージング / FMISO-PET / 治療抵抗性 / 臨床研究 / 動物モデル / 核医学(PET) / 核医学(PET) / 核医学(PET)
研究開始時の研究の概要

低酸素状態を呈する癌組織は、治療抵抗性を示し、予後も悪いことが報告されている。本研究では、低酸素PETトレーサー集積と低酸素遺伝子応答との関係を明らかにし、治療抵抗性獲得メカニズムを解明したい。
すでに樹立している低酸素応答担癌モデルマウスを用いて18F-FMISOや64Cu-ATSMによるPETイメージングと、124I-による低酸素応答イメージングを比較する。臨床ではFMISO-PETを臨床応用し、口腔癌の診断、治療の向上に寄与することを目的とする。
低酸素分子イメージング診断により、個々の予後評価や腫瘍特性に応じた治療が選択可能になり、口腔癌根治を目指す個別化医療の確立へと期待される。

研究成果の概要

難治性がんを克服するためには、酸素濃度の低下により HIF-1/hypoxia-response element(HRE)経路が活性化するがん細胞を同定することが重要な課題の一つである。本研究で、低酸素に対する遺伝的応答に基づいて、2種類の低酸素ターゲットPETトレーサーを評価した。低酸素ターゲットPETトレーサーの腫瘍SUVは、低酸素に対する遺伝的応答を反映していた。HIF-1/HRE の活性化は主に両タイプの低酸素ターゲット PET トレーサーが集積しない領域で観察され、この領域に着目することの重要性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

腫瘍内環境における低酸素は多くの固形癌の強力な予後因子とされているが、低酸素状態の可視化は極めて困難であった。われわれは低酸素状態で遺伝子応答する癌細胞株を樹立し、動物実験でイメージングに成功した。さらに低酸素分子イメージングとしてFMISO-PETを口腔癌に臨床応用した。FMISO-PETの集積と組織中のHIF-1αの発現が有意に関連していることを世界で初めて明らかにした。術前化学療法の効果の予測、増殖能との関係、低酸素容積と予後との関連も見いだした。

報告書

(4件)
  • 2022 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実績報告書
  • 2020 実績報告書
  • 2019 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)

  • [学会発表] Hypoxia Molecular Imaging in Oral Cancer.2019

    • 著者名/発表者名
      Kitagawa Y.
    • 学会等名
      Chongqing-Hokkaido International Symposium on Collaborative Innovation in Stomatology
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 国際学会 / 招待講演

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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