研究課題/領域番号 |
19H03867
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
小松 康宏 群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (60195849)
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研究分担者 |
田中 和美 群馬大学, 大学院医学系研究科, 助教 (30526843)
中山 和弘 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (50222170)
小松 浩子 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 教授 (60158300)
滝沢 牧子 群馬大学, 大学院医学系研究科, 助教 (70613090)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2022年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2021年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2020年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | 患者参加型医療 / 共同意思決定 / インフォームドコンセント / 患者諮問委員会 / インフォームド・コンセント / 医療の質・安全 / 協働の意思決定 |
研究開始時の研究の概要 |
医療の高度化、複雑化と高齢化社会が進行する今日、安全で質の高い医療に対する希求が高まっている。医療安全を強化し、患者・医療スタッフの満足度や患者QOL・治療成績を高める重要な要素として国際的に患者参加型医療が重要視されている。患者参加型医療の根幹は、治療法選択・意思決定プロセスに患者が主体的に参加することであり、医療現場のインフォームド・コンセント(IC)や協働の意思決定(Shared decision making)のプロセス改善も重要な課題となっている。本研究の概要は、患者参加型医療のありかたを明らかにするとともに、根幹をなす治療法決定プロセスの教育方法を開発、評価することにある。
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研究成果の概要 |
今日、医療安全、患者・医療者の満足度、患者アウトカム改善につながるものとして患者参加型医療が国際的に重要視されている。患者参加型医療として、患者が自らの医療に関し理解し、治療方針決定に主体的に参加すること、患者の視点を病院運営に反映すること等がある。本研究の結果、(1)「患者参加型医療」の概念、定義、対象を整理することができた、(2)国内医療機関における患者諮問委員会やカルテ閲覧等の患者参加型医療推進体制の現状と課題が示された、(3)インフォームド・コンセントや共同意思決定プロセスを向上させるための教材を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果、(1)患者参加型医療に関する共通の概念と用語が示され、今後の実践や研究の推進が可能となる、(2)わが国における患者の診療情報アクセス体制や患者諮問委員会体制構築の推進が可能となる、(3)インフォームド・コンセント、共同意思決定プロセスの質向上によって、患者参加型医療が発展することが期待される。
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