研究課題/領域番号 |
19H03883
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58020:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含む
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
野見山 哲生 信州大学, 学術研究院医学系, 教授 (70286441)
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研究分担者 |
當房 浩一 信州大学, 学術研究院医学系, 助教 (10741027)
稲葉 雄二 信州大学, 医学部, 特任教授 (30334890)
塚原 照臣 信州大学, 医学部, 教授(特定雇用) (50377652)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
15,340千円 (直接経費: 11,800千円、間接経費: 3,540千円)
2023年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2022年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2021年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 神経発達障害 / 微量元素 / 小児 / 重金属 / 誘導結合プラズマ質量分析 / 微量金属 / 神経発達症 / 毛髪 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、生体内微量金属と神経発達症の関連を明らかにすることを目的とする。そのために神経発達症患者を対象、非神経発達症患者を対照とした症例対照研究により、両者の毛髪中微量元素濃度の比較を行う。同時に、研究代表者が所属する組織で参加しているエコチル調査(子どもの健康と環境に関する全国調査)甲信サブユニットセンターで当該調査に参加する学童調査(平成31年度より始まる8歳児調査)において実施するコンピュータを使った神経発達検査と血中微量元素との関連を明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、生体内金属、微量元素と神経発達症との関連を明らかにすることである。その為、本研究では、対象集団を出生時から8歳児までフォローアップし、8歳児の高機能自閉症スペクトラム・スクリーニング質問紙(ASSQ)の高低(19点をカットオフとする)とし、毛髪中の微量元素との関連をみた出生コホート研究を実施した。また、神経発達症患者を症例群、神経発達症患者の兄弟姉妹を対照群とし、両者の毛髪中金属、微量元素の比較を行うものである。本研究により、複数の微量元素と神経発達症との関連が示唆される結果を得た。今後、機序の解明、交絡因子を考慮した検討が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
神経発達障害と微量元素との関連は明らかになっていない。今回の研究結果により、複数の微量元素と神経発達障害との関係が示唆された。今後、個別の微量元素と神経発達障害との機序について更なる基礎研究は必要とされ、また、疫学研究で払拭されていない、交絡因子を加味した更なる疫学研究は必要であるが、今後の研究の方向性について、一定の回答を得ることができた意義は大きいと考えられる。
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