研究課題/領域番号 |
19H03915
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター |
研究代表者 |
斎藤 民 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 老年学・社会科学研究センター, 部長 (80323608)
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研究分担者 |
近藤 克則 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 老年学・社会科学研究センター, 部長 (20298558)
村田 千代栄 東海学園大学, 健康栄養学部, 教授 (40402250)
櫻井 孝 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 病院, 副院長 (50335444)
小野 玲 神戸大学, 保健学研究科, 准教授 (50346243)
石原 眞澄 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 老年学・社会科学研究センター, 研究員 (70759597)
中川 威 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 老年学・社会科学研究センター, 主任研究員 (60636942)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
16,250千円 (直接経費: 12,500千円、間接経費: 3,750千円)
2021年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
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キーワード | 認知症 / 社会参加 / 大規模データ / 予後 |
研究開始時の研究の概要 |
軽度認知症者は抑うつ度や生活の質が不良といわれ孤立傾向の可能性があるが、彼らの社会参加状況や予後への影響はほとんど明らかではない。本研究では主に2つの大規模疫学データから、1)軽度認知症者や軽度認知障害者における社会活動参加と死亡や要介護認定との関連を検証、2)一般高齢者、認知症ハイリスク者、認知症者の3群比較から、参加継続しやすい活動内容やその関連要因を検証、3)一般住民の認知症者との関わり意識とその関連要因を検証、4)以上に基づく認知症者の社会参加継続のための教育プログラムを開発、予備的に実施、評価する。
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研究成果の概要 |
本研究では認知症者の社会参加と死亡リスクとの関連、社会参加と関連要因、地域住民による認知症者の社会参加への支援意識と関連要因を量的研究から検証した。その結果、認知症者の社会参加が予後改善に寄与する可能性、社会参加内容によって困難度が異なる可能性と介護力によらず社会参加を維持できる方策が求められること、地域住民の支援意識は低く、今後認知症者も含む地域の交流促進がその向上に有用な可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
認知症を対象とする知見の多くは医学的側面から検討されている。本研究では認知症者の社会参加に着目し、複数のデータを用いて、社会参加促進の根拠および社会参加促進の手がかりとなる知見を検討した。これらは国内外において高い学術的新規性を有するとともに、今後認知症者の社会参加促進を行うための、政策、公的支援、地域づくりのそれぞれの場において根拠となる資料として役立てられるものと期待される。
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