研究課題/領域番号 |
19H03981
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 獨協医科大学 |
研究代表者 |
中島 敏明 獨協医科大学, 医学部, 特任教授 (50227790)
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研究分担者 |
佐久間 理吏 獨協医科大学, 医学部, 准教授 (10530199)
小尾 正太郎 獨協医科大学, 医学部, 准教授 (10734452)
井上 晃男 獨協医科大学, 医学部, 特任教授 (20168454)
安田 智洋 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 教授 (20549604)
福田 宏嗣 獨協医科大学, 医学部, 教授 (70526269)
豊田 茂 獨協医科大学, 医学部, 教授 (80332998)
柴崎 郁子 獨協医科大学, 医学部, 准教授 (80438689)
狩野 豊 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (90293133)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
10,270千円 (直接経費: 7,900千円、間接経費: 2,370千円)
2021年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
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キーワード | sarcopenia / muscle atrophy / rehabilitation / waon therapy / Kaatsu training / heat stress / hypoxia |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、温熱刺激ならびに低酸素による物理的刺激を応用したリハビリ法が、サルコペニア患者の筋力増強、QOL改善につながる、きわめて有用なリハビリ法になるという仮説を実証し、サルコペニア対策としての新規リハビリ法を開発することを主な目的とした。さらに、in vitroでの細胞レベル、in vivoでの実験的な筋萎縮モデルを用いて、低酸素ならびに温熱刺激による物理的刺激による骨格筋に対する筋肥大効果の分子的機序の解明を試みる。本研究は、今後訪れる高齢社会において問題となる、きわめて重要なサルコぺニア対策として、リハビリ分野をはじめ、多くの分野に貢献すると思われる。
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研究成果の概要 |
臨床研究では,心大血管手術後早期の患者において,加圧トレーニングを導入し,その効果ならびに安全性に関する検討を実施し,その有用性ならびに安全性が確認された.さらに,高齢心不全患者における和温療法は安全に施行でき,認知機能の改善および筋力維持に有用であることが明らかとなった.基礎研究では,温熱刺激単回負荷により,AKT,mTOR,S6のリン酸化が負荷後コントロールと比較して有意に増加し,温熱刺激を計7回負荷すると筋重量と筋線維径の増大を認めた.以上より,温熱刺激ならびに低酸素による物理的刺激を応用したリハビリ法は,サルコペニア対策としての新規リハビリ法になると思われた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
サルコペニアは, 患者のQOL, 生命予後に深く関与している. その対策として, 運動療法が推奨されている. しかし, 近未来に訪れる高齢化, 急増が予測される心不全患者では,通常のリハビリ法が困難な場合も多くなることが予測され, その対策は急務である. 本研究は, 物理的刺激を応用した和温療法ならびに加圧トレーニングが. サルコペニア患者の筋力増強, QOL改善につながる有用なリハビリ法になるという仮説を実証し, サルコペニア対策としての新規リハビリ法を開発することを目的とした. これらの物理的刺激を応用したリハビリ法は, サルコペニア対策としての有用な新規リハビリ法になると思われた.
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