研究課題/領域番号 |
19H04008
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
村岡 功 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 名誉教授 (80112712)
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研究分担者 |
岡 浩一朗 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (00318817)
澤田 亨 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (00642290)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2023年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2022年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | スポーツ科学 / メカニズム / 疫学 / 横断研究 / 健康寿命 / 座位行動 / コホート研究 / 因果推論 / スポーツ疫学 |
研究開始時の研究の概要 |
疫学研究によって身体不活動、座りすぎ、低体力などの健康寿命の延伸を阻害するリスク因子が特定されているが、リスク因子の背後に存在しているメカニズムの多くは不明なままである。これは、疫学研究によってリスク因子が特定されてきたものの、これまでの疫学研究では複数のリスク因子を対象とした網羅的な研究がなされてこなかったことや、リスク因子に関する詳細な測定が実施されていないことが原因と考えられる。そこで、本研究はリスク因子に関する網羅的で詳細な測定を実施する疫学研究によって、健康寿命の延伸を阻害しているさまざまなリスク因子の影響度や背後に存在しているメカニズムを明らかにする。
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研究実績の概要 |
DNAメチル化に基づく年齢推定法(DNAmエイジングクロック)と直接法で測定される心肺体力(CRF)との関係はほとんど不明である。そこで他の生活習慣因子が存在する場合のDNAmAgeAccelに対するCRFの相対的な寄与を調査した。65~72歳の男性144人のDNA試料を用いて、第一世代および第二世代のDNAm加齢時計を評価した。換気閾値における酸素摂取量(VO2/kg at VT)と最高酸素摂取量(VO2/kg at Peak)は、年代、喫煙・飲酒で調整後もGrimAgeAccelと有意な負の相関を示した。また、VO2/kg at VTおよびVO2/kg at Peakが基準値を上回った場合もGrimAgeAccelの遅延と関連していた。また、GrimAgeAccelおよびFitAgeAccelには、CRFより、ふくらはぎ周囲径、中性脂肪、炭水化物摂取量、喫煙状況がより大きく寄与していた。CRFのGrimAgeAccelおよびFitAgeAccelへの寄与はCRFの維持が高齢男性の生物学的老化の遅延に関連することが示唆された。 コーヒー消費量と筋肉量との関連を調べた研究はほとんどない。そこで40~87歳の成人2,085人を対象に検討した。筋肉量は骨格筋量/身長2で評価した。低筋肉量はAsian Working Group for Sarcopeniaが推奨するカットオフ値を用いて定義した。ロジスティック回帰モデルを用いて低筋肉量有病のオッズ比を計算した。低筋肉量の有病率は5.4%であった。コーヒー週1杯未満と比較して、週1~3杯で0.62(0.30-1.29)、週4~6杯または1日1杯で0.53(0.29-0.96)、1日2杯以上で0.28(0.15-0.53)であった(トレンド検定<0.001)。コーヒー摂取は低筋肉量有病率と逆相関する可能性があると考えられた。
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現在までの達成度 (段落) |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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