研究課題/領域番号 |
19H04043
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所) |
研究代表者 |
石神 昭人 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究部長 (50270658)
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研究分担者 |
橋本 真一 和歌山県立医科大学, 先端医学研究所, 教授 (00313099)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2021年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2020年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2019年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | 老化 / 老化関連遺伝子 / 老化細胞 / トランスクリプトーム解析 / シングルセル遺伝子発現解析 |
研究開始時の研究の概要 |
若齢動物の組織には、細胞機能に異常のない「若い細胞」のみが存在する。一方、老齢動物の組織には、細胞機能が衰退、異常化した「老化細胞」が存在し、その数も加齢に伴い増加することが予想される。本研究では、シングルセル(1細胞)遺伝子発現解析(Nx1-seq)により、老化に関連した遺伝子をシングルセルレベルで包括的に探索、同定する。
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研究成果の概要 |
老齢動物の組織や臓器に存在する老化細胞を特定するため,シングルセル遺伝子発現解析により,老化関連遺伝子,老化細胞の同定を試みた.そして,3種類の老化関連遺伝子(AG1,AG2,AG3)を見出した.既報より,AG1はアポトーシスの誘導,AG2は炎症の抑制,AG3は細胞増殖の抑制に関与する.しかし,AG1,AG2,AG3と老化との関連性を示す報告は未だない.また,組織学的解析により,老齢動物の肝臓でAG1陽性細胞を確認した.AG1陽性細胞は,老化細胞である可能性が高い.老齢動物に存在する老化細胞を特定できれば,その細胞を積極的に除去するSenolytic薬の探索,ヒトへの臨床応用が可能となる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により得られる研究成果は,誰もが知りたい「老化機構の解明」,そして日本における高齢者の健康寿命の延伸(老化制御)に繋がる.
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