研究課題/領域番号 |
19H04087
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60050:ソフトウェア関連
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
八杉 昌宏 九州工業大学, 大学院情報工学研究院, 教授 (30273759)
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研究分担者 |
平石 拓 京都橘大学, 工学部, 専任講師 (60528222)
光来 健一 九州工業大学, 大学院情報工学研究院, 教授 (60372463)
江本 健斗 九州工業大学, 大学院情報工学研究院, 准教授 (00587470)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2023年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2022年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2021年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | プログラミング言語 / ソフトウエア開発効率化・安定化 / ディペンダブル・コンピューティング / ハイパフォーマンス・コンピューティング / 負荷分散 / フォールト・トレランス / 性能評価 / 仮想環境 / 計算機システム |
研究開始時の研究の概要 |
ソフトウェアが自身の計算状態を操作する機構を用いて高水準プログラミング言語の抽象度で見た状態は保ちつつ、詳細レベルでは将来展望に基づいてごみ集めをしたり、一度決めた計算方法を抜本的に変更したりといった「備え」を持つ計算基盤を実現するための研究です。持続型例外処理という新たな機構を探求します。高性能・高信頼システムのために同機構を応用したり、その際の正しさや有効性を確認し、仮想化・並列化の進む計算システムを効率よく安全に利用できるようにします。
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研究実績の概要 |
提案している持続型例外処理機構等の計算状態操作機構(提案機構)について、以下の研究を実施した。 [1.提案機構を持つ拡張言語の望ましい言語仕様の基本的設計方針と意味論の探究]:提案するレベル付き持続型例外処理機構を持つコアSC言語の構文と意味論と利用例を論文にまとめ発表した。 [2.冗長実行や負荷分散やマイグレーションにより仮想化・階層化なども想定して並列システムにおける資源を有効活用する手法の開発]:基礎的研究としては、仮想環境における高性能・高信頼確保方式の研究を行った。バックトラックに基づく負荷分散に関しては、ARM分散環境での実行を確かめつつ、移植性の高いフレームワークに関しては、共有メモリ環境での実装方式や性能評価について発表した。具体的には、従来からの標準C言語への変換に基づく計算状態操作機構を利用することで移植性の高めたフレームワークに加え、C++のラムダ式を計算状態操作機構として利用する移植性の高いフレームワークを新たに提案、試作した。階層的計算省略に基づく(耐障害性を持つ)並列実行モデルについては、部分的計算結果を不揮発性メモリにも保存可能とした。また、両実行モデルにおいて、C++との互換性を調査した。 [3.動的再構成・保全の前後での抽象的な計算状態(不変条件)の維持などの検証]:持続型例外処理機構の意味論、実装方式、高水準言語実装のための利用方式、利用した個々のプログラム、前提条件やこれらの組み合せのどういった性質を検証の目的とするかについては、「計算の各部を異なるモードで実行可能な高水準言語において、実行モード選択によって得たい結果が変わらないようなプログラムは、持続型例外処理機構を利用して遅延可能な実行モード切替を可能とした高水準言語の実装においても遅延の程度によらず得たい結果が変わらないこと」を検証の目的とすることとした。
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現在までの達成度 (段落) |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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