研究課題/領域番号 |
19H04106
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60070:情報セキュリティ関連
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
伊藤 康一 東北大学, 情報科学研究科, 准教授 (70400299)
|
研究分担者 |
青木 孝文 東北大学, 情報科学研究科, 教授 (80241529)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2021年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2020年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2019年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
|
キーワード | 画像,文章,音声等認識 / バイオメトリクス / 画像照合 / ディジタル信号処理 / 局所位相特徴 |
研究開始時の研究の概要 |
これまでに,画像の位相情報を活用した高精度な画像マッチング技術である「位相限定相関法」に関する研究を行うとともに,バイオメトリクス認証でその有効性を実証してきた.本研究では,この知見に基づいて生体認証に特化した局所位相特徴を検討する.具体的には,多重解像度表現された局所位相特徴に基づく類似度評価に関する基本アルゴリズム群を構築するとともに,生体認証システムに要求されている「いつでもどこでも・誰でも・簡単に・安全に」を満たすための各種高性能化アルゴリズムを検討する.そして,非接触掌紋・静脈認証,新生児指紋認証,虹彩認証,顔認証に関する応用研究を行って有効性を実証する.
|
研究成果の概要 |
画像の位相情報を活用した高精度な画像マッチング技術「位相限定相関法」に関する研究で得られたノウハウと知見に基づいて,本研究課題では,生体認証に特化した局所位相特徴を検討した.具体的には,多重解像度表現された局所位相特徴に基づく類似度評価に関する基本アルゴリズム群を構築するとともに,生体認証システムに要求されている「いつでもどこでも・誰でも・簡単に・安全に」という要件を満たすために必要となる各種高性能化アルゴリズムを検討した.また,非接触掌紋・静脈認証,新生児指紋認証,虹彩認証,顔認証に関する応用研究を行って有効性を実証した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究代表者らが開発を進めてきた画像の位相情報に着目した画像マッチング技術(位相限定相関法)は,さまざまな生体特徴に有効であることを実証している.その知見に基づいて,生体認証に特化した新しい局所特徴記述子として局所位相特徴および基本アルゴリズムを本研究課題を通して検討した.また,掌紋認証や顔認証をはじめとする具体的な応用研究に適用することで実用化を見据えた研究開発を行った.これらの成果により,生体認証の学術的な深化および実用化に少なからず貢献したと考える.
|