研究課題/領域番号 |
19H04114
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60080:データベース関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
北川 博之 筑波大学, 国際統合睡眠医科学研究機構, 教授 (00204876)
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研究分担者 |
天笠 俊之 筑波大学, 計算科学研究センター, 教授 (70314531)
塩川 浩昭 筑波大学, 計算科学研究センター, 准教授 (90775248)
早瀬 康裕 筑波大学, システム情報系, 助教 (40423090)
堀江 和正 筑波大学, 計算科学研究センター, 助教 (60817112)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2022年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
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キーワード | ビッグデータ / Augmentedデータ / 仮想化 / トレーサビリティ |
研究開始時の研究の概要 |
ビッグデータ処理では,蓄積データやストリーム等の様々な大規模リアルデータに対して,結合・集約処理等に加え,機械学習等を用いた補完・推定処理等の多様なデータ処理を有機的に適用することが求められている.このような複合的データ処理を支援する上で,データ構造や処理の詳細を隠ぺいする仮想化技術が極めて重要である.本研究では,実世界から直接観測・取得されるリアルデータと,機械学習,メタデータ推論,シミュレーション等を適用することにより元データを大幅に拡充・補填するAugmentedデータをシームレスに統合する仮想化技術を確立し,それに立脚したAugmentedリアルビッグデータ利活用基盤の構築を目指す.
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研究成果の概要 |
本研究は,ファクトデータとしてデータベースに蓄積されたリアルデータに,AI・ML等によって得られるAugmentedデータをシームレスに統合可能なAugmentedリアルビッグデータ基盤の実現に向けた技術の構築を目的に研究を実施した.成果として,シークエンスデータに対する時系列パターン処理,データベースにおける複合分析処理,ストリーム処理における複合分析処理,境界点検出,外部情報源と知識ベースの統合,ストリーム処理における集約値計算,空間ストリーム処理基盤の各テーマに関して,Augmentedデータが関わるデータ記述,整合性管理,処理効率化等の視点から新たな概念や手法の提案,検証を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の多くの研究成果は,査読付きの国内外ジャーナル論文,国際会議論文等で発表済である.特に,「リレーショナルデータベースにおけるAI・ML等による Augmented データ生成を含む複合分析処理」の成果はVLDB Journal,「ストリーム処理における集約値 Augmented データ計算」の成果はIEEE TKDEという,当該分野を代表するトップレベル国際ジャーナルに採択され,学術的に高い評価を得ている.本研究で対象としたAI・ML等によるAugmentedデータ生成・利用は,今後急速に社会へ普及することが予想され,本研究の成果は社会的意義も大きいものと確信する.
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