研究課題/領域番号 |
19H04146
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
鏡 慎吾 東北大学, 情報科学研究科, 准教授 (90361542)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2021年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2020年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2019年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
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キーワード | ディスプレイ / バーチャルリアリティ / 画像、文章、音声等認識 / ユーザインタフェース / 画像,文章,音声等認識 / ユーザインターフェース |
研究開始時の研究の概要 |
素早く動く対象物や複雑な動きを呈する対象への映像投影による空間型ディスプレイを実現するための研究開発を行う.観察者にレイテンシ(遅れ)を感じさせずにこのような映像表現を可能とするためには,従来は高フレームレートのプロジェクタの導入が必須であると考えられてきた.これに対して本研究では,映像フレーム時間とは独立に映像制御のレイテンシを低減可能なディスプレイを開発し,それを応用した新しい映像表現システムを実現する.
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研究成果の概要 |
映像フレーム時間とは独立に遅延時間を短く取ることができる超低レイテンシ映像ディスプレイシステムとその応用の研究を行った。表示素子としてディジタルマイクロミラーを用いるプロジェクタ及びレーザ走査型プロジェクタを中心に開発を進めた。フレーム時間と遅延時間それぞれの変化が運動追従プロジェクションマッピングに及ぼす影響を調査するとともに、インタラクティブに操作可能なプロジェクションマッピング、水滴群への位置依存ストロボ投影、ユーザ操作部可変バーチャルエアホッケー等の応用を通じて有効性を検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
素早く動く対象物へのプロジェクションマッピング等の応用を可能とする高速プロジェクタが近年相次いで行われている。そのような映像表現の成否には高フレームレートであることと遅延 (レイテンシ) が小さいことの両方が関わっているが、両者を区別して議論している研究例は少ない。本研究では、フレーム時間とは独立に遅延時間を小さく取れる性質を超低レイテンシ性と定義し、この点に着目した開発、評価、応用開拓を行った。特に応用システムの構成によっては、レイテンシを適切に制御することによりフレームレートを上げることなく即応性を体感させることが可能であることを示した。
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