研究課題/領域番号 |
19H04158
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 広島市立大学 |
研究代表者 |
脇田 航 広島市立大学, 情報科学研究科, 講師 (80584094)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2021年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2019年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
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キーワード | バーチャルリアリティ / ロコモーションインタフェース / 歩行デバイス / 歩行感覚呈示 / 歩行プラットフォーム / モーションベース / モーションプラットフォーム / 体性感覚 / 前庭感覚 / 歩行感覚 / 臨場感 |
研究開始時の研究の概要 |
歩行プラットフォームについては,今後3年以内に,1) 大腿部が拘束された状態で全身の歩行動作を推定し,2) VR空間内の自分自身の分身となるアバターを操作可能にし,3) 推定した歩行動作から歩行距離や速度を高精度に推定可能にする. モーションプラットフォームについては,今後3年以内に,1) いかなる揺動状態においても伸縮速度170mm/sec以上の揺動速度を実現し,2) ロール方向とピッチ方向のみの揺動でどこまで慣性力や路面振動,風などの外力による効果を高臨場に呈示できるのかを明らかにし,3) ユーザの荷重のかけ方に応じてインタラクティブに揺動可能にする.
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研究成果の概要 |
本研究の目的は,ルームスケールを超えたVR体験を安全で低コストかつ高没入に実現するための歩行プラットフォームおよびモーションプラットフォームに関する基盤技術を構築する方法を確立することである.歩行プラットフォームについては,1) 大腿部が拘束された状態で全身の歩行動作を推定可能にし,2) VR空間内の自分自身の分身となるアバターを操作可能にし,3) 推定した歩行動作から歩数やリズム,歩行バランスを推定可能にした.モーションプラットフォームについては,1) いかなる揺動状態においても伸縮速度170mm/sec以上の揺動速度を実現し,2) ロール・ピッチ方向に±1Gで±26°の揺動を実現した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本歩行プラットフォームは従来法のように床が動いたり足が滑ることはないため安全性も確保でき,コスト面でも安価というメリットがある.歩くことによる健康促進効果はよく知られているため,映像と合わせて楽しみながらの健康促進やダイエット,リハビリ等への応用が期待できる.また,本モーションプラットフォームは機構がシンプルなため低コストに実現でき,転がり運動によって従来法よりも少ない力で大きな慣性力を呈示できるメリットがある.体を揺らすことの健康促進効果はよく知られているため,映像と合わせて楽しみながら体幹を鍛えるなど,医療・福祉,リハビリ,ダイエットなどへの応用が期待できる.
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