研究課題/領域番号 |
19H04279
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分63030:化学物質影響関連
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
市原 学 東京理科大学, 薬学部薬学科, 教授 (90252238)
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研究分担者 |
宗 才 東京理科大学, 薬学部薬学科, 助教 (20817267)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2021年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2020年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
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キーワード | カスパーゼ / 神経変性 / 炎症 / 酸化ストレス / 神経突起 / ミクログリア / 神経毒性 / 非アポトーシス / 中枢神経 / 毒性 / 親電子性物質 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は環境化学物質のハザード評価においてこれまで見逃されてきた中枢神経障害の同定を可能にするとともに、アポトーシスと強く結びつけられて議論されることが多かったカスパーゼ-の非アポトーシス機能の解明およびその制御機構を明らかにする。本研究の成果は、環境化学物質による中枢神経障害だけでなく、広汎な神経変性疾患における非アポトーシス誘導性カスパーゼ-の役割の解明に資する。
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研究成果の概要 |
本研究はアクリルアミドへの曝露がニューロンにおけるイニシエイターカスパーゼ8、炎症カスパーゼ1、4および炎症促進サイトカイン発現を促進することを示した。この結果はアクリルアミドに曝露されたニューロンにおいて内因性ではなく、受容体を介した外因性の細胞死シグナルが働いていること、そしてミクログリアからの細胞間シグナルが神経突起退縮に重要な役割を果たしていることを示唆する。本研究はさらにニューロン変性にはニューロンにおけるエフェクターカスパーゼ6発現が関与することを示唆した。本研究はニューロンにおけるカスパーゼがニューロンのアポトーシスを誘導することなく神経突起退縮、神経変性に関与することを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は環境化学物質のハザード評価においてこれまで見逃されてきた中枢神経障害の同定を可能にするとともに、アポトーシスと強く結びつけられて議論されることが多かったカスパーゼ-の非アポトーシス機能が環境化学物質による神経障害に関与すること、ミクログリアからニューロンへの細胞間シグナルが神経変性誘導に貢献していることを明らかにした。本研究は産業現場における自律的な化学物質のリスク管理が求められている状況に対し、未知の化学物質の中枢神経毒性を予見するための有効なツール構築の基礎を提供する。
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