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地方大学における総合的な地域資料の展示公開モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 19H04410
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分90010:デザイン学関連
研究機関東北大学

研究代表者

五十嵐 太郎  東北大学, 工学研究科, 教授 (40350988)

研究分担者 田村 光平  東北大学, 学際科学フロンティア研究所, 准教授 (60725274)
市川 紘司  東北大学, 工学研究科, 助教 (60757855)
加藤 諭  東北大学, 学術資源研究公開センター, 准教授 (90626300)
土岐 文乃  東北大学, 工学研究科, 助教 (70635573)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
13,390千円 (直接経費: 10,300千円、間接経費: 3,090千円)
2021年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
キーワード建築 / 大学博物館 / 展示デザイン / キュレーション / 建築学 / 博物館 / 地域資料 / 展覧会 / 地方大学 / 博物館学 / 建築史 / アート / 芸術祭 / 地域資源 / 展示手法 / 空間デザイン / 展示公開モデル
研究開始時の研究の概要

大学が所蔵する地域資料と社会の新しい接点を構築するために、地方の大学博物館の歴史的な変遷および現代の状況を調査しながら、総合的な地域資料の展示公開モデルを構築する。
その方法としては、国内外の大学の博物館の役割と展示の歴史、国内外の文化施設のキュレーション手法と展示デザインなどに着目し、大学博物館の展示空間の役割の見直しを行う。
そして歴史学、博物館学、人類学、建築学、デザイン学を横断する学際的な共同研究を通じ、具体的なモノとしての地域資料を総合的かつ体験的に享受できる空間デザインを伴う、展示手法を実践することで、研究者、地域住民、外部からの訪問者が新しい発見をできる空間の枠組を探求する。

研究成果の概要

合計31回、講師のレクチャーを実施した後、毎回1時間程度の議論を行った。 建築家、キュレーター、研究者、アーティストなど、様々な角度から展示の可能性を分析した。 また合計15回の調査旅行を実施した。コロナ禍のため、海外はイギリスのみだったが、各地の大学博物館、美術館などをめ ぐり、現地で多くの知見を得た。 展覧会としては「宛先のない作用#0」展(2020年)と「トランス・コネクション」(2022年)を開催したほか、山形ビエンナーレ2022に参加し、会場構成、什器のデザインと制作を行い、リサーチ・プロジェクト「文翔館の時間と空間をひもとく」を発表した。最後に全188ページの報告書を作成した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

博物館の建築デザインは多く研究されているが、展示の手法については不十分である。世界の博物館は展示デザインをアップデートしているが、残念ながら、日本ではデザインがないか、特定のディスプレイ会社による決まったパターンになっている。こうした状況で、調査と実践を通じて、多角的な視点から日本に新しい展示デザインの意義と可能性を確認することができた。また大学博物館も、地域資源を展示し、社会に伝える場として重要である。その際、ただ学術研究の成果発表に終わるのではなく、アートを絡めた展示の手法や、デザイナーによる空間の構成などを導入することによって、大きな効果をもちうることが様々な事例と実践から提示した。

報告書

(4件)
  • 2022 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実績報告書
  • 2020 実績報告書
  • 2019 実績報告書
  • 研究成果

    (21件)

すべて 2023 2022 2021 2020 2019

すべて 雑誌論文 (9件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 1件) 図書 (6件)

  • [雑誌論文] 戦前期斎藤報恩会における社会事業と催事助成2023

    • 著者名/発表者名
      加藤論
    • 雑誌名

      東北大学史料館研究報告

      巻: 18 ページ: 49-66

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [雑誌論文] 阿部次郎と法文学部2023

    • 著者名/発表者名
      加藤諭、曽根原理、岡安儀之、小嶋翔、仁平政人、杉本欣久、伴野文亮
    • 雑誌名

      東北大学史料館研究報告

      巻: 18 ページ: 87-103

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [雑誌論文] 東北考古学の礎-東北大学奥羽史料調査部から現在へ-2023

    • 著者名/発表者名
      鹿又喜隆、菅野智則、加藤諭、曽根原理
    • 雑誌名

      東北大学史料館研究報告

      巻: 18 ページ: 87-103

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [雑誌論文] 山形ビエンナーレに参加し、様式分類を疑う2022

    • 著者名/発表者名
      五十嵐太郎
    • 雑誌名

      建築ジャーナル

      巻: 11 ページ: 32-32

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [雑誌論文] 磯崎建築におけるビルディングタイプの変容2022

    • 著者名/発表者名
      五十嵐太郎
    • 雑誌名

      建築東京

      巻: 3 ページ: 8-9

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [雑誌論文] 斎藤報恩会博物館の設立過程と運営方針2021

    • 著者名/発表者名
      加藤諭
    • 雑誌名

      東北大学史料館研究報告

      巻: 16 ページ: 1-15

    • NAID

      120006989723

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [雑誌論文] 東北大学に残る大正期の二つの建物 片平キャンパスの歴史的建造物から2021

    • 著者名/発表者名
      加藤諭
    • 雑誌名

      まなびの杜

      巻: 89 ページ: 28-29

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [雑誌論文] 大学アーカイブズの理念と活動・実践 : 東北大学史料館を事例に2020

    • 著者名/発表者名
      加藤諭
    • 雑誌名

      大学図書館問題研究会誌

      巻: 46 ページ: 31-41

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [雑誌論文] 地方大学の学術資料を用いた展示公開モデルを探る2020

    • 著者名/発表者名
      五十嵐太郎
    • 雑誌名

      現代思想

      巻: 48(14) ページ: 141-153

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 古人骨の三次元計測:SfMとレーザースキャナーの比較2021

    • 著者名/発表者名
      田村光平
    • 学会等名
      日本情報考古学会第44回大会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] デジタルアーカイブの文脈2020

    • 著者名/発表者名
      加藤諭
    • 学会等名
      デジタルアーカイブ学会第5回研究大会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 東北大学の歴史、学術資源研究公開センター史料館の取り組み2020

    • 著者名/発表者名
      加藤諭
    • 学会等名
      令和元年度第10回URA連携協議会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 東北大学史料館の資料内容について2020

    • 著者名/発表者名
      加藤諭
    • 学会等名
      地方大学における総合的な地域資料の展示公開モデルの構築 第2回研究会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 近代日本における大学講堂の機能-東京帝国大学の学術催事-2019

    • 著者名/発表者名
      加藤諭
    • 学会等名
      西安日本学研究会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 大学アーカイブズにおける学術資源の利活用~東北大学を事例に~2019

    • 著者名/発表者名
      加藤諭
    • 学会等名
      学術野営2019 in 能登半島
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [図書] 東北史講義 近世・近現代編2023

    • 著者名/発表者名
      加藤論(安達宏昭、籠橋俊光編)
    • 総ページ数
      272
    • 出版者
      筑摩書房
    • ISBN
      4480075224
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [図書] 装飾をひもとく2021

    • 著者名/発表者名
      五十嵐太郎、菅野裕子
    • 総ページ数
      168
    • 出版者
      青幻舎
    • ISBN
      4861528232
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [図書] ビルディングタイプ学 入門2020

    • 著者名/発表者名
      中村 陽一、高宮 知数、五十嵐 太郎、槻橋 修
    • 総ページ数
      256
    • 出版者
      誠文堂新光社
    • ISBN
      4416520042
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [図書] ビルディングタイプ学入門2020

    • 著者名/発表者名
      中村陽一・高宮知数・五十嵐太郎・槻橋修編
    • 総ページ数
      255
    • 出版者
      誠文堂新光社
    • ISBN
      9784416520048
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [図書] 帝国大学における研究者の知的基盤2020

    • 著者名/発表者名
      吉葉恭行・加藤諭・本村昌文編
    • 総ページ数
      268
    • 出版者
      こぶし書房
    • ISBN
      9784875593553
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [図書] 大学アーカイブズの成立と展開: 公文書管理と国立大学2019

    • 著者名/発表者名
      加藤諭
    • 総ページ数
      409
    • 出版者
      吉川弘文館
    • ISBN
      9784642038911
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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