研究課題/領域番号 |
19H04424
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90020:図書館情報学および人文社会情報学関連
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
海野 敏 東洋大学, 社会学部, 教授 (80232891)
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研究分担者 |
曽我 麻佐子 龍谷大学, 先端理工学部, 准教授 (40388161)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
8,710千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 2,010千円)
2022年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 芸術諸学 / 舞踊学 / 自動振付 / モーションデータ / データベース / モーションキャプチャ / データベースデータ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、舞踊学を専攻する学生の専門的教育とコンテンポラリーダンスの職業的な振付家(以下「プロ振付家」)の芸術的創作を支援する振付創作システムの開発および応用である。そのために、すでに開発してきた3DCGによるダンスの振付シミュレーションシステムの全面的な改良を行う。具体的な作業としては、プロ振付家の振付メソッドを分析し、その「振付語彙」と「振付文法」を振付創作システムに組み込む。また、舞踊学を専攻する学生を協力者とする教育効果の評価実験と、職業的な振付家を協力者とする創作効果の評価実験を行い、その結果をフィードバックしてシステムを完成させ、劇場において成果発表を行う。
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研究成果の概要 |
本研究の主たる成果は(1)振付シミュレーションシステムの完成と(2)分析合成型振付と振付シミュレーションシステムの実証的評価である。(1)振付シミュレーションシステムの開発に関しては、3次元モーションデータベースの拡充とユーザインタフェースの刷新を行い、振付シミュレーションシステムBMSS(Body-part Motion Synthesis System)を完成させた。(2)分析合成型振付と振付シミュレーションシステムの評価に関しては、BMSSの実用実験を兼ねた2回の劇場公演を実施し、コンテンポラリーダンスの芸術的な創作の現場において分析合成型振付およびBMSSが有効であることを実証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、芸術情報学と舞踊学において学術的意義があり、舞踊創作と舞踊教育において社会的意義がある。第1に芸術情報学においては、振付家がモーションデータを活用したソフトウェアを利用することで、芸術的創造の可能性が大きく広がることを実証した。第2に舞踊学においては、分析合成型振付を実現するソフトウェアを開発して、コンテンポラリーダンスの振付に新たな方法論を与えた。第3に舞踊創作においては、コンテンポラリーダンスの新しい創作スタイルを提案し、2回の劇場公演を実施してその有効性を実証した。第4に舞踊教育においては、コンテンポラリーダンスを学ぶための新しいEラーニングツールを提供した。
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