研究課題/領域番号 |
19H04461
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90120:生体材料学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
赤坂 司 北海道大学, 歯学研究院, 准教授 (00360917)
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研究分担者 |
横山 敦郎 北海道大学, 歯学研究院, 教授 (20210627)
吉村 善隆 北海道大学, 歯学研究院, 准教授 (30230816)
牛島 夏未 北海道大学, 歯学研究院, 技術専門職員 (40374558)
宮治 裕史 北海道大学, 大学病院, 講師 (50372256)
星 淡子 前橋工科大学, 工学部, 准教授 (50399812)
加我 公行 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 講師 (50824083)
玉井 美保 北海道大学, 歯学研究院, 助教 (20619704)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
15,730千円 (直接経費: 12,100千円、間接経費: 3,630千円)
2022年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | マイクロ・ナノパターン / 骨芽細胞 / 破骨細胞 / 動物埋入試験 / 超立体階層化パターン / 歯根膜再生 / コラーゲン / アパタイト / インプラント / キトサンパターン / 血液細胞 / アパタイトコート / コラーゲンコート |
研究開始時の研究の概要 |
炎症や骨を溶かすインプラント周囲炎は早急に解決すべき問題であり、根本原因はインプラント周囲に正常歯根膜が再生されないためである。本申請では、独自開発したバイオ系(超立体)微細パターン作製技術を用い、①微細パターンと各種歯周組織細胞の網羅的評価による効果の法則化、②歯根膜構造をさらに効率的に再生する超立体階層化パターンの創製を行いたい。これより、インプラント表面で起きる歯根膜再生機構を細胞足場形態の側面から法則化し、超立体パターン独自デザインで正常な歯根膜再生を可能としたい。
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研究成果の概要 |
微細構造に対する細胞挙動の影響として、破骨細胞・骨系細胞・歯根膜線維芽細胞・血液細胞に対しピラー・グルーブ・ホールの効果を検討した結果、効果が高い形状および低い形状が発見できた。パターンによるアパタイトの吸収活性や石灰化活性の制御、細胞やコラーゲン線維の配向制御など数種の法則化を達成した。また動物実験では埋入場所によりパターンの作用は異なり、パターンサイズ・形状に依存して組織反応が起こることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義としては、まだ法則を強固にする必要はあるものの、微細構造と細胞挙動の関係の法則化が少しずつ達成されてきており、材料による細胞挙動制御・予測がより容易になった。社会的意義としては、よりデータが蓄積されれば、有効な微細構造のデザインをインプラントの部位ごとに処置することにより、その微細構造のデザイン種により歯根膜の再生、歯肉の強い接着、骨の早い結合など、患者にとってより好ましいインプラントの提供に繋がると考えられる。
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