研究課題/領域番号 |
19H04487
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90130:医用システム関連
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
佐藤 隆幸 高知大学, 教育研究部医療学系基礎医学部門, 教授 (90205930)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2021年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
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キーワード | 近赤外蛍光 / ナビゲーション / 量子収率 / インドシアニングリーン |
研究開始時の研究の概要 |
これまでに開発した近赤外蛍光樹脂材料を用いて,生体深部の患部および損傷を回避すべき臓器を“ひかりナビゲーション”するための標識具を試作開発し,動物実験でその有用性を検証する。 到達目標: ①軟性消化管内視鏡で留置できる近赤外蛍光樹脂製粘膜クリップの試作:狙い;消化管患部を漿膜面から鏡視下で位置特定するための標識技術の実現。②気管支鏡で区域気管支に留置できる近赤外蛍光樹脂製有棘チューブの試作:狙い;肺癌の鏡視下区域切除のための患部標識技術の実現。③近赤外蛍光樹脂製の尿管カテーテル・胆管カテーテルの試作:狙い;鏡視下手術における損傷リスクを回避するための臓器標識技術の実現
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研究成果の概要 |
これまでに開発した近赤外蛍光樹脂材料を用いて,生体深部の患部および損傷を回避すべき臓器を“ひかりナビゲーション”するための標識具を試作開発し,動物実験でその有用性を検証した。 ①軟性消化管内視鏡で留置できる近赤外蛍光樹脂製粘膜クリップの試作:狙い;消化管患部を漿膜面から鏡視下で位置特定するための標識技術の実現。②気管支鏡で区域気管支に留置できる近赤外蛍光樹脂製有棘チューブの試作:狙い;肺癌の鏡視下区域切除のための患部標識技術の実現。③近赤外蛍光樹脂製の尿管カテーテル・胆管カテーテルの試作:狙い;鏡視下手術における損傷リスクを回避するための臓器標識技術の実現
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近赤外蛍光色素の一種インドシアニングリーン(以下,ICG)を用いた蛍光ナビゲーションは,癌治療や冠動脈バイパス手術などでその有用性が確認されているが,ICGは至適濃度範囲が狭く,蛍光強度が低い,また,水溶性であるICGの易拡散性は,患部の正確な位置の特定を困難にしている。このような技術課題を解決する画期的な近赤外蛍光樹脂材料の開発に成功した。 この材料を用いてナビゲーション用標識具の開発を図り、消化管患部を漿膜面から鏡視下で位置特定するための標識技術,肺癌の鏡視下区域切除のための患部標識技術,鏡視下手術において損傷リスクを回避するための臓器標識技術が実現し,安全な術中ナビゲーションが可能になる。
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