研究課題/領域番号 |
19H04497
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90140:医療技術評価学関連
|
研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
橋本 卓弥 東京理科大学, 工学部機械工学科, 講師 (60548163)
|
研究分担者 |
藤倉 輝道 日本医科大学, 医学部, 教授 (00238552)
樫村 正美 常磐大学, 人間科学部, 准教授 (00550550)
大久保 公裕 日本医科大学, 大学院医学研究科, 大学院教授 (10213654)
伊藤 保彦 日本医科大学, 大学院医学研究科, 大学院教授 (40203179)
早坂 明哲 日本医科大学, 医学部, 助教 (50516094)
竹村 裕 東京理科大学, 理工学部機械工学科, 教授 (60408713)
竹下 俊行 日本医科大学, 大学院医学研究科, 大学院教授 (60188175)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
15,860千円 (直接経費: 12,200千円、間接経費: 3,660千円)
2021年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
|
キーワード | 患者ロボット / 医療面接 / 医学教育 / アンドロイド・ロボット |
研究開始時の研究の概要 |
医学教育ではコミュニケーション能力の育成が必須であり,達成度評価のために客観的臨床能力試験(OSCE)が行われている.教育方略として,模擬患者(SP)を用いた医療面接演習が行われているが,SPの育成やOSCEでの評価の客観性や妥当性が問題となっている. そこで本研究では,人間のSPの代替としてアンドロイド・ロボットを用いた医療面接システムを開発する.また,面接者の言語・非言語行動の解析結果を基に医療面接における技能評価の一部を自動化・標準化する方法を確立する.そして,人間のSPとアンドロイドSPとの対比を行い,医師に求められる本質的な医療コミュニケーション技術を探求する.
|
研究成果の概要 |
医学部生が行う医療面接演習における技能評価の自動化・標準化を目的に,人間に酷似したアンドロイド・ロボットを模擬患者(SP)として用いた医療面接システムを構築した.そして,面接者の言語・非言語行動から面接技能を定量化するために,まず,面接者との自律的な対話を実現するための面接用シナリオと音声対話システムを構築した.また,面接者の視線や相槌,表情などを解析する方法について検討した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,医学部生に対して初期段階の基礎的な医療面接教育を提供することにつながり,これまで人間の模擬患者(SP)が担っていた役割の一部を負担することができる.そのため,限られた人的資源をより高度で本質的な医療コミュニケーション教育に充てることが可能になると期待される.また,面接者の視線や頷き,表情,発話タイミング,発話量などの非言語行動の数値化は,客観的臨床能力試験(OSCE)における評価の定量化・標準化につながると期待される.
|