研究課題/領域番号 |
19H05663
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
大区分J
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
植野 真臣 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (50262316)
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研究分担者 |
繁桝 算男 慶應義塾大学, 社会学研究科(三田), 訪問教授 (90091701)
荒木 孝二 東京医科歯科大学, 歯学部, 非常勤講師 (70167998)
鶴田 潤 東京医科歯科大学, 統合教育機構, 准教授 (70345304)
宇都 雅輝 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (10732571)
宮澤 芳光 独立行政法人大学入試センター, 研究開発部, 准教授 (70726166)
大久保 智哉 独立行政法人大学入試センター, 研究開発部, 准教授 (80512136)
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研究期間 (年度) |
2019-06-26 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
161,070千円 (直接経費: 123,900千円、間接経費: 37,170千円)
2023年度: 28,860千円 (直接経費: 22,200千円、間接経費: 6,660千円)
2022年度: 31,590千円 (直接経費: 24,300千円、間接経費: 7,290千円)
2021年度: 31,070千円 (直接経費: 23,900千円、間接経費: 7,170千円)
2020年度: 30,680千円 (直接経費: 23,600千円、間接経費: 7,080千円)
2019年度: 38,870千円 (直接経費: 29,900千円、間接経費: 8,970千円)
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キーワード | eテスティング / 項目反応理論 / データサイエンス / 自然言語処理 / 等質テスト / 適応型テスト / パフォーマンステスト / アダプティブテスト / パフォーマンス評価 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,eテスティングの運用過程で経年的に受検者への測定誤差が増加する問題の解決を目指し,継続的に高精度のテストを生成し続けるための技術・運営法の提供と,実際の大規模テストへの適用を通した実証を行う.また,近年,ニーズが高まっている筆記試験や実技試験などのパフォーマンステストおいて,スコアの測定誤差を等質かつ継続的に減少させていく手法の開発を行い,実際のパフォーマンステストに適用して実証する.
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研究成果の概要 |
本研究では,継続的に高い測定精度と等質性のテストを実現し続けるためのeテスティング技術として,等質テスト自動生成手法,アイテムバンクマネジメント手法,等質適応型テスト手法を開発した.さらに,高品質なパフォーマンステストを継続させる手法として,評価者割り当ての最適化手法,異質評価者に頑健な項目反応理論,自然言語処理技術を用いた記述回答自動採点手法を開発した.さらに,開発したeテスティング技術を電気通信大学(入試センターと共同実施)のCBT形式の入学試験と医療系大学間共用試験のパフォーマンステストOSCEで実用化し,その知見をもとにeテスティングの運用ガイドラインを開発した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発した高い測定精度と等質性を継続できるeテスティング,パフォーマンステストの技術は,人工知能,コンピュータサイエンス,数理情報,統計学,心理学を高度に融合して実現されている.個別の要素技術が高い独創性を有することに加え,複数の領域を融合した新たな学術領域を開拓している点でも学術的に高いインパクトを有している.また,本研究で開発した技術やガイドラインに基づいて実現される高品質なeテスティングシステムは,その運用方法も含め,日本発の技術として世界の産業界に新しいマーケットを獲得できると期待できる.
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評価記号 |
事後評価所見 (区分)
A: 研究領域の設定目的に照らして、期待どおりの成果があった
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評価記号 |
中間評価所見 (区分)
A: 研究領域の設定目的に照らして、期待どおりの進展が認められる
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