研究課題/領域番号 |
19K00095
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01030:宗教学関連
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研究機関 | 大阪国際大学 |
研究代表者 |
三木 英 大阪国際大学, 公私立大学の部局等, 教授 (60199974)
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研究分担者 |
沼尻 正之 追手門学院大学, 地域創造学部, 教授 (10300302)
岡尾 将秀 大阪公立大学, 大学院文学研究科, 都市文化研究センター研究員 (90773672)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | イスラームむ / ベトナム仏教 / スリランカ仏教 / ブラジル系福音主義キリスト教 / アイデンティティ形成 / 墓地問題 / 社会的交換 / 日本人との接点 / イスラーム / ブラジル福音主義キリスト教 / ナショナリティへの固執 / パキスタン人ムスリム / シリア人ムスリム / スリランカ人ムスリム / ベトナム仏教寺院 / 在日ムスリム / 協調関係 / 敵対的関係 / 平行的関係 / 民族 / 階層 / 出身地域 / ニューカマー / 宗教 / 地域社会 |
研究開始時の研究の概要 |
国内で今後に増加が予想される外国出身者たちは、日本においてどんな社会関係を築いてゆくだろうか。彼らと日本人との間にはどんな関係が築かれてゆくであろうか。この問いへの解答を、宗教に照準を定め、模索しようという試みが本研究である。 宗教に着眼するのは、ニューカマーたちが宗教を介して結びつき、また宗教が争点となって対立するからである。そして彼らが宗教によってホスト社会・日本から隔てられ、あるいは逆に、宗教が媒介して日本人・社会に結びつけられるからである。
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研究成果の概要 |
日本に暮らす外国出身者は増加傾向にあるが、同時に、日本人には不慣れな外国ルーツの宗教も国内に定着しつつある。本研究はそれら外来宗教、すなわちイスラーム・ベトナム仏教・スリランカ仏教・ブラジル系福音主義キリスト教を調査対象とし、それらを信じる在留外国人の社会に集団論・組織論的アプローチを試みたものである。 かつて外来の宗教がニューカマーたちに、扶助し合う場や種々の情報交換のための場を提供していたことは確かである。しかし在留外国人が増え、彼らの在日キャリアが長くなるにつれ、宗教は彼らのアイデンティティ形成にあたっての有力な存在になりつつある。こうした宗教の役割の変化を、本研究は見出したのである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
昨今の外国籍住民の増加は、日本社会に甚大な影響を及ぼす現実である。実際、このことは政治・経済・法・文化・福祉等々、様々な観点から論じられてきている。しかし外国籍住民をめぐる議論に、宗教を鍵概念としたものは全く乏しい。 ニューカマーたち(の多く)にとって宗教がいかに重要なものであるかを、世俗社会・日本の生きる人々は気づいていないのである。たとえば技能実習生として不可欠なインドネシア出身者の殆どは祈りを欠かさず、断食月には日中に飲食しないイスラム教徒である。本研究は、看過されること甚だしい(ニューカマーの)宗教を取り上げており、学術的はもちろん社会的にも、意義の大きなものであることは間違いない。
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