研究課題/領域番号 |
19K00232
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01070:芸術実践論関連
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研究機関 | 愛知県立芸術大学 (2022) 静岡文化芸術大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
池田 泰教 愛知県立芸術大学, 美術学部, 准教授 (10747918)
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研究分担者 |
赤羽 亨 情報科学芸術大学院大学, メディア表現研究科, 教授 (00347379)
飛谷 謙介 関西学院大学, 理工学部, 准教授 (50597333)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 3D アーカイブ / メディアアート / デジタルアーカイヴ / アート・ドキュメンテーション / 3Dアーカイブ / デジタルアーカイブ / アートドキュメンテーション / 3Dスキャニング |
研究開始時の研究の概要 |
メディアアート作品の保存・修復過程への寄与を目的として、作品の展示空間と鑑賞行動双方の変化を時間的3Dデータとして記録・閲覧するシステムの開発を行う。本研究では、これまでの研究成果を踏まえ、課題となっていた作品向け点群スキャナの精度向上、スキャニング範囲の拡張を前提とした新たな3Dスキャニングシステムの開発を行い、時間軸を持つ作品点群データ、鑑賞者ボーンデータ、映像・音響データを同期して閲覧可能な「タイムベーストデータビューワー」を開発する。
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研究成果の概要 |
本研究はメディアアート作品の保存・修復のための新たな記録・閲覧手法の開発を行うものであり、その中心となる<3D データレコーダー>,<タイムベーストデータビューワー>の2つの開発を行った。3Dデータレコーダーは時系列三次元データをLongitudinal Timecode(LTC)と共に記録することができ、<タイムベーストデータビューワー>は三次元データに加えて、多視点映像データ、音響データ等の異種データを統合して閲覧する環境を実現した。これらのアーカイブシステムを用いて現存するサウンド・インスタレーション作品を対象とした記録資料制作実験を行い、その有用性を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代美術やメディアアート分野において、使用技術の更新や機材の生産終了などの社会的変遷によって芸術作品の長期保存・再展示が困難になるケースが問題となっている。本研究の成果は旧来の貯蔵、保管という方法では残すことのできない芸術作品に対するアーカイブ手法の提案であり、同時代の芸術作品における文化継承の問題への一助となる。
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