研究課題/領域番号 |
19K00258
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01070:芸術実践論関連
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研究機関 | 武蔵野美術大学 |
研究代表者 |
今岡 謙太郎 武蔵野美術大学, 造形学部, 教授 (30277777)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 三代目桂文治の事績 / 河竹黙阿弥作品と寄席芸 / 江戸における桂文治の継承 / 寄席演芸 / 落語 / 興行史 / 上方落語 / 江戸落語 / 寄席興行 |
研究開始時の研究の概要 |
幕末~明治前期の落語界における「桂派」の成立・展開と、芸能史上におけるその特色と意義を明らかにする。 元来上方の名跡であった桂文治の名は三代目に及んで東西両方で受け継がれ、以後江戸東京の名跡として襲名がなされた、本研究では主に同時代資料を活用し、桂文治の名が江戸東京で定着した時期における江戸寄席演芸界の具体相を明らかにし、その中における桂派の芸能史的意義を解明しようとするものえである。
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研究実績の概要 |
2021年度楽劇学会大会で行った口頭発表に基づく論文「黙阿弥から円朝へ」を執筆、『楽劇学』第29号に掲載された。 2022年度楽劇学会大会のシンポジウム「楽劇関係雑誌の現在と未来」パネリストの一人として参加、研究成果に関する発表、討論を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
やや落ち着きを見せてきたものの、過年度より続くコロナ禍の影響で。2022年度も調査の進展に支障をきたしたことが主な理由。 申請テーマの範囲内で、当初予定していた資料所蔵機関から比較的調査の行いやすい機関への調査変更を試みたが、その過程での内容調整に時間がかかった。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は、比較的調査の行いやすい早稲田大学演劇博物館所蔵の資料調査に重点を置き、該当館所蔵資料のうち、寄席演芸関係の資料に加え、所蔵される歌舞伎台本(近世期~明治期)に反映された寄席芸関連の実態を主に調査し、研究を遂行していく。 特に、寄席芸との関連が深い作品を多数残した河竹黙阿弥関連の歌舞伎資料を重点的に調査検討を行っていく。
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