研究課題/領域番号 |
19K00970
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03020:日本史関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
伊藤 大介 東北大学, 学術資源研究公開センター, 協力研究員 (70400439)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 近現代史 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、昭和戦前期に展開された「東北振興」という動向において、満洲移民が提起され、地域振興策として組み込まれていく経緯について検証する。 とくに、凶作や津波のような災害に対応するために設けられた東北振興調査会において、東北振興策として満洲移民が導き出された点に着目する。 公文書や私文書に加えて、『山形新聞』や『河北新報』などを資料として使用し、災害復興や地域振興から満洲移民が推進された経緯を明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究では、『河北新報』や『山形新聞』という地方新聞のほか、国会図書館に所蔵されている資料などを調査して、昭和戦前期に進められた災害復興や東北振興の経緯を明らかにした。 新型コロナウイルス感染症が流行したことで、研究活動が大きく制約された。そのため、想定していた活動のほかに、自治体史編纂におけるデータ管理方法についての報告や、大学史編纂に使用した個人資料についての紹介などにも取り組んだ。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、昭和戦前期に発行された『山形新聞』などを調査して、重要記事をピックアップしてデータベースを作成した。データベースを作成したことで、全体的な状況を把握するとともに、検索などの作業を効率的に実施できるよう環境を整備した。 また遠方への調査が制限された状況において、これまで実施してきたデータ管理方法に関する報告や、大学史編集に関する個人資料の紹介などを執筆することで、歴史書を編纂するための諸作業や、それらに伴う資料管理の在り方について提言した。
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