研究課題/領域番号 |
19K01076
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03040:ヨーロッパ史およびアメリカ史関連
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
辻本 諭 岐阜大学, 教育学部, 准教授 (50706934)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 軍事啓蒙 / 長い18世紀のイギリス / 新しい軍事史 / 複合国家 / 長い18世紀 / 近世イギリス / 軍隊 / 啓蒙 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は「軍事啓蒙」と総称される、18世紀ヨーロッパにおける戦争・軍隊に関する様々な知(とそれに基づく実践)が、長い18世紀のイギリスにおいていかなる展開を見せたのかについて実証的かつ総体的な考察を行う。これまで多くの先行研究が、軍事啓蒙を構成する多様な領域の中から、特定の領域に視点を限定して分析してきたのに対し、本研究では、①軍事技術・理論・教育、②宗教・モラル、③医学、の各領域と軍隊との接触・相互作用について、各境界領域に見られる具体的事例に着目して分析する。
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研究成果の概要 |
本研究課題は、「軍事啓蒙」と総称される、18世紀ヨーロッパにおける戦争・軍隊に関するさまざまな知とそれに基づく実践が、イギリスにおいていかなる展開を見せたのかについて実証的かつ総体的な考察を行った。「軍事啓蒙」を構成する諸要素のうち、①軍事技術・理論・教育、②宗教・モラル、③医学の3つの領域に着目し、それぞれについて十分な史料調査と収集・分析を行った上で、具体的な事例に即してイギリスにおける「軍事啓蒙」の特質を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで「軍事啓蒙」研究は大陸ヨーロッパを中心に進められてきたが、本研究がイギリスの事例を加えることで、その知見をさらに深めることができた。また、本研究は「長い18世紀」におけるイギリスとヨーロッパおよび植民地との間の人的・知的交流を論じるものであり、イギリス史とヨーロッパ史、帝国史との架橋を可能にする有益な視点を提供できたと考えている。
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