研究課題/領域番号 |
19K01116
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03050:考古学関連
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
遠藤 英子 明治大学, 研究・知財戦略機構(駿河台), 研究推進員 (60766947)
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研究分担者 |
國木田 大 北海道大学, 文学研究院, 准教授 (00549561)
那須 浩郎 岡山理科大学, 生物地球学部, 准教授 (60390704)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | キビ / ウクライナ / 農耕拡散 / 紀元前2千年期 / ユーラシアンステップ / レプリカ法 / 炭素窒素同位体分析 / AMS年代測定 / ユーラシア / 紀元前2千年紀 / ステップ / 炭素窒素同位体比分析 / 後期青銅器時代 / アワ / ユーラシア農耕拡散 / 青銅器時代 / C4植物 |
研究開始時の研究の概要 |
ユーラシアの農耕拡散研究は、複数の栽培化センターを起点とした、大陸を広く行き交う拡散と、生態環境や文化的背景に基づいた各地での多様な選択と融合のムーブメントとして検討する必要がある。本研究のフィールドは、なかでもユーラシア農耕拡散の結節点と予測される黒海北側の地域である。中国で栽培化され、中央アジアを経由して青銅器時代以降にヨーロッパに到達したと予測される雑穀(キビ・アワ)を対象に、確実性の高い土器圧痕同定法であるレプリカ法と、雑穀のC4植物という特性を生かした炭素窒素同位体分析を研究手法として、黒海北側西部ステップ地帯を通り抜けた雑穀の出現期とその拡散ルートを明らかとしたい。
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研究実績の概要 |
本科研では、東アジアで栽培化され中央アジアを経由して青銅器時代以降にヨーロッパまで到達し、主要な栽培穀物に加わったと予測される雑穀(キビ・アワ)の、ユーラシア拡散の時期や経路を検討するため、その有力な拡散ルートと考えられる黒海北側ステップ地帯をフィールドとして調査・分析を計画した。 その研究方法は、種子同定の確実性が高い土器圧痕同定法であるレプリカ法と、雑穀が持つC4植物という特性を生かした炭素窒素同位体分析である。これまでは土器圧痕から同定できた穀物の時期を圧痕検出土器の土器編年に基づいて推定してきたが、同定穀物のより詳細な時期比定のために、土器付着炭化物のAMS年代測定も導入することとした。 しかしながら2019年秋のウクライナ国立アカデミー考古学研究所での第1次調査を最後に、コロナ禍とロシアによるウクライナ侵攻により計画していた現地調査は全く実施できないまま最終年度となってしまった。そこで2020年からは、既に2019年の1次調査で採取済みの土器付着炭化物や人骨・動物骨サンプルのAMS年代測定と炭素窒素同位体分析を前倒しで実施し、2022年度末までに全サンプルの測定を終了した。本年度はそれらのデータを分析して論文を国際誌に投稿するため、調査対象土器を出土した遺跡の概要についてはウクライナの研究協力者A.Korokhina、土器圧痕調査結果は遠藤、年代測定と同位体分析は國木田が分担執筆中である。
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