研究課題/領域番号 |
19K01128
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03060:文化財科学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
隅田 祥光 長崎大学, 教育学部, 准教授 (80413920)
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研究分担者 |
足立 達朗 九州大学, 比較社会文化研究院, 助教 (00582652)
及川 穣 島根大学, 学術研究院人文社会科学系, 准教授 (10409435)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 黒曜石 / 文化財 / 蛍光X線分析 / 原産地 / 化学分析 / XRF分析 / ICP-MS分析 / 石器 / 原産地判別 / WDXRF / LA-ICP-MS / 黒曜石原産地 / 黒曜石製石器 |
研究開始時の研究の概要 |
これまで信州や隠岐などの黒曜石原産地の調査を行い得られた情報のデータベース化と波長分散型蛍光X線分析装置による主要・微量元素分析そして石器の原産地判別を実践した。しかしLA-ICP-MS(レーザー溶出型誘導結合プラズマ質量分析計)が国際的な共通ツールとされる中で国内の黒曜石原産地の希土類元素の情報蓄積が課題として残された。本研究ではLA-ICP-MSによる希土類元素組成を加えたデータベースをWeb上でオープン化しこれを利用した新たな国内の原産地判別法を確立させる。国内外の研究者が黒曜石をやり取りする手間なくオープンデータを利用し合うことでグローバルに展開する人類活動の痕跡がさらに見出されることが期待できる。
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研究成果の概要 |
先史時代の黒曜石を巡るグローバルな人類活動の痕跡は,元素分析に基づいた石器の原産地判別から見出すことができ,近年ここでは精密な希土類元素分析が可能なレーザー溶出型誘導結合プラズマ質量分析装置が用いられることが多い。研究代表者らは信州や隠岐などの黒曜石原産地の調査を行い,得られた情報のデータベース化,波長分散型蛍光X線分析法での主要・微量元素分析,石器の原産地判別を実践した。またLA-ICP-MSが国際的な共通ツールになりつつある中,国内の黒曜石原産地の希土類元素の情報のデータベースをWeb上でオープン化し,これを利用した新たな原産地判別法を確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでに国内の黒曜石原産地の情報を一元的に取りまとめWeb上でオープンデータ化する取り組みはなく,本研究はこれを初めて実現させようとするものである。そして,圧倒的に不足している国内の原産地の希土類元素組成の情報をこのオープンデータに加え,これを利用したLA-ICP-MSによる国内の原産地判別法を新たに確立した。これにより国内の黒曜石が,どのように日本列島を離れ国外へ拡散したのか,国外の黒曜石がどのくらい国内に流入したのか,このようなグローバルな新しい研究展開に貢献することができる。
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