研究課題/領域番号 |
19K01141
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03070:博物館学関連
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
尾久土 正己 和歌山大学, 観光学部, 教授 (90362855)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | VR / ドーム映像 / スポーツ映像 / オリンピック / 博物館資料 / プラネタリウム / ヴァーチャル・リアリティ / ドームシアター / 8K |
研究開始時の研究の概要 |
ヴァーチャル・リアリティ(VR)が8Kを超える解像度を持ったとき、専門家でなければ実物の資料との差を感じなくなる可能性も考えられる。本研究では、ようやく利用可能になってきた8KVR機器を用いて、有形・無形の博物館資料をいかに記録し、新しい博物館の展示資料として活用できるか検討するとともに、「究極のVR映像ができたときに、展示資料は映像で置き換えられるのか?」という学術的な問いに答えるものである。
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研究成果の概要 |
本研究は、有形・無形の博物館資料のVR化とその効果を検証するために、東京オリンピックのスポーツ映像を全国各地のプラネタリウムのドームスクリーンに上映するためのシステムを構築し、ドーム映像の持つ臨場感を評価したものである。その結果、臨場感はドームスクリーンの傾きによる違いがないこと、ドーム径の差による大きな違いがないことが明らかになった。スクリーン照度については、照度が高いほど臨場感評価が高く、リアリティ・空間性の評価も高いことが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、同一の映像コンテンツを全国各地のプラネタリウム館に配信・上映することで、ドームスクリーンのどのスペックが臨場感に影響を与えるかを明らかにすることができた。また、本研究は、内閣府が推進する「2020年オリンピック・パラリンピック東京大会に向けた科学技術イノベーションの取組に関するタスクフォース」の9つのプロジェクトの1つである「新・臨場体験映像システム」の一環として実施したが、今回の成果はプラネタリウム館を多目的なVRシアターにするというオリンピックのレガシーにすることができた。
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