研究課題/領域番号 |
19K01150
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03070:博物館学関連
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研究機関 | 公益財団法人京都高度技術研究所 |
研究代表者 |
吉田 信明 公益財団法人京都高度技術研究所, 研究開発本部, 主任研究員 (00373506)
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研究分担者 |
田中 正之 京都市動物園, 生き物・学び・研究センター, 生き物・学び・研究センター長 (80280775)
塩瀬 隆之 京都大学, 総合博物館, 准教授 (90332759)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 動物園 / 深層学習 / IoT / 教育普及活動 / 行動観察 / ビデオ配信 / インターネット映像配信 / 着眼点 / 画像処理 / 自動分類 / センサデータ / 映像配信システム / 映像分類 / 飼育管理 / 教育普及 |
研究開始時の研究の概要 |
多くの動物園では,その飼育動物の状態を記録する目的で,動物舎内にモニタリングカメラを設置し,常時,飼育動物の映像を録画している.しかし,飼育・教育普及など動物園における諸活動で活用される映像はごく一部に限られ,多くの映像は,活用されないまま破棄されている. そこで,本研究では,飼育・教育普及等,動物園の多様な活動での,モニタリング映像の有効な活用手法を明らかにする.さらに,そのような活用を,映像の蓄積・管理・解析の自動化により支援するコンピュータシステムを実現する.これらにより,動物園の諸活動における,モニタリング映像の効率的・効果的な利用を可能とする.
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研究成果の概要 |
本研究では,動物園で膨大に蓄積可能となっている飼育動物のモニタリング映像を,動物園の主要な機能である飼育や教育普及活動において,より効率的に活用するための仕組み作りを行った.まず,映像やセンサデータから,機械学習等の技術を用いて,動物の飼育においてニーズのある動物の個体や行動データが一定の精度で抽出可能であった.また,このように自動的に抽出されたデータと映像を組み合わせることで,動物の行動観察を行う教育プログラムの可能性が示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年,動物園は,様々な動物種を飼育する施設として,種の保存の役割を担うことが求められている.動物の行動に関するデータは飼育のための基礎データとして有効であり,本研究の成果は,動物園におけるよりよい飼育の実現に貢献する.また,これらのデータ抽出から教育プログラムのコンテンツ化,提供までの一連の流れは,自動化が可能である.多面的な動物の行動観察を可能とする教育プログラムの提供の自動化は,社会教育施設である動物園の機能強化にも貢献する.
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