研究課題/領域番号 |
19K01219
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分04030:文化人類学および民俗学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
ボレー セバスチャン 東北大学, 災害科学国際研究所, 准教授 (70751676)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 大量死 / 災害科学 / 宗教 / 防災 / 脆弱性 / 東日本大震災津波 / スマトラ島沖地震 / ヨーロッパ熱波 / 慰霊 / 遺族 / 新型コロナ / 東日本大震災 / 阪神淡路大震災 / 遺体 / Covid19 / 死の文化 / 死生学 / 災害 / 日本 / インドネシア / フランス / Disaster / Death / Grief / Indonesia / France |
研究開始時の研究の概要 |
This study investigates mass fatality during the 2011 Tohoku Earthquake, the 2004 Indian Tsunami in Indonesia, and the 2003 Heatwave in France. It provides a sociological understanding of mass death management, a framework for future disasters, and the first cross-cultural study of collective death.
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研究成果の概要 |
本研究では、東日本大震災、インド津波のインドネシア、フランス熱波の3つの巨大災害において、社会が犠牲者の遺体にどのように対処しているかを調査した。遺体の処理、埋葬、犠牲者の追悼式や記念碑、生存者の心理的サポートなど多岐にわたった。生存者、犠牲者の家族、第一応答者、宗教指導者、葬儀屋、犠牲者の遺体を処理する自治体などを対象に質的調査を実施した。また、行政などのアーカイブ調査も行った。このデータから、異なる文化や社会における、このような「大量死事件」の取り扱いの成功と失敗を明らかにすることができた。本研究で得られた教訓は、今後南海地震や東京地震で数万人の遺体を処理するための準備に役立つと思われる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究が刺激となり、日本、フランス、インドネシアの大学や研究者の協力が実現した。研究成果は、雑誌記事、特集号、ブックチャプター、国内・国際会議などで発表されている。これらの教訓は、今後30年以内に発生する南海トラフ地震や首都直下型地震における大規模災害の対応準備に貢献するはずである。
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