研究課題/領域番号 |
19K01859
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
牧野 真也 和歌山大学, 経済学部, 教授 (20238885)
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研究分担者 |
牧野 丹奈子 桃山学院大学, ビジネスデザイン学部, 教授 (10222796)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ビジネスモデル / ビジネスモデルデザイン / ビジネスデザインの方法論 / 関係性のビジネス / 地域ビジネス / 都市ビジネス / デザインシンキング |
研究開始時の研究の概要 |
今日,地域の再生・活性化のためにビジネスをデザインし実現することが求められている。本研究は,地域ビジネス,とくに都市におけるビジネスを実際にデザインすることによって,ビジネスモデルデザインの方法論(モデルとプロセス)について検討し提案する。 本研究では,地域ビジネスを,地域のリソースを存分に活用し,さまざま主体間の関係をつくり価値をつくり出すビジネス(「関係性のビジネス」)と捉えており,従来の事業性を目的とするビジネスとは異なる視点に立つ必要があると考えている。一方,「関係性のビジネス」によって,地域におけるビジネスの基盤やコミュニティがつくり出されると考えられる。
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研究成果の概要 |
「関係性のビジネス」は関係をつくり出すプロセスの中で価値がつくりだされるビジネスである。本研究は,地域ビジネス・都市ビジネスのデザインと実践を通じて,関係性のビジネスモデルデザインの方法論について検討した。 関係性のビジネスについては,システム論の視点や経営学の理論の展開:S-Dロジックやエフェクチュエーションなどに基づき具体的に検討した。また,主に和歌山市の中心商店街と大阪市の船場地区で,多くの関係者と関係を構築しながら,具体的に関係性のビジネスをデザインし実践した。これらの検討に基づき関係性のビジネスのデザインプロセスとビジネスモデルのフレームワークを検討し,その一部をツールとして実装した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義として,関係性のビジネスは今日のビジネスにおいては重要な視点であるが,これまでその観点からビジネスモデルやそのデザインについて,さらにその方法論について,あまり検討されてこなかったことがあげられる。 一方,社会的意義として,関係性のビジネスは地域や都市のスモールビジネスやスタートアップのような内部資源に乏しく外部との関係が重要となるビジネスの枠組みとしてエフェクチュアルであり,そのデザインの方法論を整備することは重要である。とくに今日では,スタートアップの支援が焦眉の急となっている。
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