研究課題/領域番号 |
19K01877
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 桃山学院大学 (2021) 京都産業大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
三輪 卓己 桃山学院大学, 経営学部, 教授 (10440869)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 知識労働 / 感情労働 / 自律性 / 表層演技 / 深層演技 / 職務満足 / 能力開発 / 負担軽減 |
研究開始時の研究の概要 |
2019年度から2021年度の3年間で、知識労働と感情労働が併存することの意義や、その望ましいマネジメントを探索する。研究対象を主に医療関連(医師、看護師、介護士)、教育関連(教員、保育士)の仕事に従事する人、ならびにIT関連技術者やコンサルタント、ファイナンシャル・プランナーとしたうえで、a.彼(彼女)らの満足感、仕事の成果、組織からの評価等と、b.彼(彼女)らを支援することのできるマネジメントを、インタビュー調査とサーベイリサーチ(質問紙調査と統計分析)によって明らかにしていく。 2019年度と2020年度は主にインタビュー調査を行い,2021年度にサーベイリサーチを実施する予定である。
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研究成果の概要 |
本研究では,医療や福祉,教育,対人サービスの領域において,知識労働と感情労働にともに従事するような仕事を取りあげ,それに従事することが労働者に与える影響や,そこで求められるマネジメント施策を探索した。 インタビュー調査の結果,知識労働と感情労働にともに取り組むことによって,働く人の心理的負担が増加する場合もあるのだが,自律性が向上して働く意欲が高くなり,キャリア発達につながるケースも多いことが明らかになった。そしてこれからのマネジメントとして,感情労働に関する体系的な教育訓練が必要になること,また特に教員のように一人で深層演技をする仕事に対するケアが重要であることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
知識労働には創造的な仕事や問題解決を行う仕事が該当し,感情労働には顧客やサービス利用者の感情を望ましい状態に導くような仕事が該当する。いずれの仕事もITやAIが発達して多くの仕事が消滅すると言われる中で,人間らしい能力が活かせる有望な仕事だといえる。 本研究の成果の中で,知識労働と感情労働の同時遂行のポジティブな効果が明らかになったことの意義は大きい。二つの労働に取り組むことで,自律的に働き,多様なキャリアを選べることにつながる可能性があるのである。また今後の課題も明らかになってきた。感情労働の重要性は認識されているが,それに対する計画的,組織的な対策が不十分で,その取り組みが急がれている。
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