研究課題/領域番号 |
19K01882
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 岐阜協立大学 (2021) 川口短期大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
山本 重人 岐阜協立大学, 経営学部, 准教授 (50533147)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | コンテンツ産業 / プロデューサー・システム / プロデューサー / 組織デザイン / ビジネスモデル / コンテンツ / 開発組織 / 収益モデル / 深夜アニメ / 製作組織 / 経営学 / 経営組織 / コンテンツビジネス |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、芸術性および商業性双方で優れたコンテンツを開発できる組織に近づくためのインプリケーションを引き出すことであり、方法としては、各コンテンツの製作組織であるプロデューサー・システムの比較を行い、その優れた差異を指摘する方法を採用している。プロデューサー・システムの主プレーヤーはプロデューサー・ディレクター・出資者であり、彼らにインタビュー調査を実施することによって研究を進めている。
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研究成果の概要 |
調査の結果、バラエティ番組の開発組織を他と比較すると、バラエティ番組の開発組織は、商業的な側面が強い開発組織になっていることが分かった。実力のあるタレントを中心に据えた分業体制の組織デザインを採用することが、経験的にビジネス上の成功を収める点で有効である、というインプリケーションを得ることができた。また、深夜アニメ産業の事例において、業界の収益モデルの変遷を見ると、扱うコンテンツが同じような属性を持つと、同質な・近似な開発組織のデザインが採用されるということが示唆された。そして、採用される収益モデルも似通ったものとなることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の目的は、芸術性および商業性双方で優れたコンテンツを開発できる組織に近づくためのインプリケーションを引き出すことであり、そこに社会的意義がある。他社と比較して競争優位性を持つ優れた開発組織の特徴を捉えるために、各コンテンツ間の開発組織における分業と調整の比較分析の側面から、およびコンテンツ産業を取り巻く環境変化の通時的な側面から収益モデルの変容およびその影響を受ける開発組織内の分業と調整の変容から分析を行う点に学術的意義がある。
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