研究課題/領域番号 |
19K01941
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07090:商学関連
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研究機関 | 北海商科大学 |
研究代表者 |
相浦 宣徳 北海商科大学, 商学部, 教授 (30333149)
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研究分担者 |
阿部 秀明 北海商科大学, 商学部, 教授 (60183141)
伊藤 寛幸 北海商科大学, 商学部, 教授 (40823430)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 地域物流 / 基幹物流ネットワーク / 貨物鉄道輸送 / トラック運転手不足 / 2024年問題 / 燃料費の高騰 / 環境対応燃料 / 貨物鉄道ネットワーク / 物流基幹ネットワーク / モーダルシフト / 幹線物流ネットワーク / 物流ネットワーク / ロジスティクス / 農産物物流 / 農産物輸送 |
研究開始時の研究の概要 |
平成30年に各所で多発した自然災害により,地域と地域を結ぶ物流ネットワークが寸断され,生産地から消費地への物資の流れが滞った。これにより,地域経済の強靭化・リダンダンシー確保の観点から,次の2点について強い必要性を認識した。①輸送経路の寸断を単に「モノの流れの停留」ではなく「経済的な波及効果の縮小」と捉えるべき点, ②発地・着地となる地域近傍の物流だけでなく全国規模で物流ネットワークを検討すべき点,である。以上を背景として,本研究では『産業連関構造・物資流動構造統合モデル』の構築, 物流ネットワークの評価手法の確立等を行い、地域経済を支える「強靭な物流ネットワーク」を提案することを目的とする。
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研究成果の概要 |
本研究課題では、地域経済の強靭化・リダンダンシー確保の観点から, 物流ネットワークの在り方について検討、提案することを目的とした。主に次の2点に立脚して研究を行った。(1)輸送経路の寸断を単に「モノの流れの停留」ではなく「経済的な波及効果の縮小」と捉えるべき点, (2)発地・着地となる地域近傍の物流だけでなく全国規模で物流ネットワークを検討すべき点,である。具体的には、物流ネットワークの評価手法の確立、地域経済の強靭化に資する物流ネットワークの評価を行い、物流ネットワークの評価結果とわが国の基幹物流ネットワークの在り方を導出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国内外において,本研究のように, 地域間の「①産業面での交易」と「②物資流動」の両面から, 地域経済と地域経済を結ぶ物流ネットワークを検討し, 将来的な「あるべき姿」を提案する研究は少ない。地域経済の強靭化,リダンダンシーの強化という社会的要請に対応している。 また,物流を取り巻く急激の環境の変化,例えば,全国的なトラック運転手の担い手不足,2024年問題,不採算路線や整備新幹線・並行在来線を通過する貨物列車の在り方,海上輸送における環境規制,人材不足,燃料の高騰などが起こる中,得られた研究成果は,大きく注目された。研究期間中,北海道内を約30回の講演を担った。
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