研究課題/領域番号 |
19K02226
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 聖隷クリストファー大学 |
研究代表者 |
野田 由佳里 聖隷クリストファー大学, 社会福祉学部, 教授 (20516512)
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研究分担者 |
岡本 浄実 京都文教大学, 臨床心理学部, 准教授 (00410910)
村上 逸人 同朋大学, 社会福祉学部, 准教授(移行) (00413302)
横尾 惠美子 聖隷クリストファー大学, 社会福祉学部, 教授 (10369473)
秋山 恵美子 聖隷クリストファー大学, 社会福祉学部, 助教 (10780603)
下山 久之 同朋大学, 社会福祉学部, 教授(移行) (30442221)
湯川 治敏 愛知大学, 地域政策学部, 教授 (40278221)
津森 伸一 聖隷クリストファー大学, リハビリテーション学部, 教授 (50342051)
落合 克能 聖隷クリストファー大学, 社会福祉学部, 准教授 (50616919)
炭谷 正太郎 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 准教授 (90516692)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 介護職 / 帰属意識 / 職場環境 / ICT活用 / 睡眠時の遠隔モニター / 介護ロボット / 介護老人福祉施設 / 動画 / 遠隔管理 / ケアの向上 / 見守りロボット / 夜勤従事者 / 活動量 / 加算 / 見守り機器 / タスクシェア / 働き方 |
研究開始時の研究の概要 |
介護人材の問題は喫緊の重要課題である。中でも介護老人福祉施設の入所者の重度化や医療依存度の高さからケア内容が変化し、特に夜勤帯は従事者が少なく身体的負担感がある上に、医療職が従事していない心理的負担感を更なる離職の要因になっている。本研究の目的は、夜勤従事者を対象にし、介護ロボット見守り機器の有用性を検討し、タスクシェアリング(働き方改革)提案することで、シナジー向上の可能性を明らかにし、経営状態を可視化することで、従事する職員の意識改革の方策を見出すことである。夜勤従事者のシナジープログラムと、組織の見える化プログラムを合わせたアドバンスケアモデルの構築を目指すものである。
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研究成果の概要 |
遠隔モニターは、観察ができ、リスクや看取りのケア設定で、心拍や呼吸の異常がわかる。可視化のメリット以外問題点は、Wi-Fi環境、職員のスキル、運用までのフォローアップ体制である。急変時対応に不安がある介護老人福祉施設の夜勤勤務者の負担感の解消として、睡眠時の遠隔管理の有効性を検証した。介護職にとって心理的・肉体的、負担の少ない汎用性の高いシステムであることも明らかになった。本研究から、遠隔モニター利用により、適時訪問が可能なため、【感染症の拡散防止】ができ、人材不足で業務が逼迫している介護現場の【転倒事故の未然防止】【業務の効率化】が図れる可能性を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
夜勤の睡眠時の遠隔モニター利用により、適時訪問や感染症の拡散防止ができ、人材不足で業務が逼迫している介護現場の転倒事故の未然防止や業務の効率化が図れる可能性を見出した。介護職が、誤解や偏見なく、介護機器の利用も介護職の専門性と意識した上で、①導入の効果、目標をチームで共有②ケアや、事業所で重視すべきサービスの本質の整理③介護護現場での間接業務のスリム化④業務での置き換えや、介護職のニーズを適時把握する仕組み⑤できるところからの取り組み⑥担当者選定及び試用期間の設定などの提案を行った。今後の課題として、遠隔カメラ撮影におけるプライバシーへの問題提起や、科学的情報介護LIFEへの連動などを挙げた。
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