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絡み織構造耐突刺し防護テキスタイルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K02293
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分08030:家政学および生活科学関連
研究機関信州大学

研究代表者

坂口 明男  信州大学, 学術研究院繊維学系, 准教授 (40205729)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード絡み織 / 防護服 / 高強度繊維 / 耐突刺し性能 / 高性能繊維 / 通気性 / 耐突き刺し性 / 通気抵抗
研究開始時の研究の概要

絡み織物とは織物の経糸が相互に交絡しながら緯糸が織込まれた構造の織物であり、紗や絽などといったものが古くから知られている。この絡み織物は高い通気性を持っているにもかかわらず、一定の丈夫さを持ち、夏用の衣料材料として古くから重用されてきた。
一方、現代においては警察官等が安全に職務を遂行するため耐突刺し防護衣として金属板を仕込んだ防護服を着用することとなっているが、金属製であるため重く、また通気性も全く期待できない。
本研究では高強度繊維絡み織物によって通気性と防護性という相反する要求を高度に両立させる方法を探る。

研究成果の概要

警察官などが安全に職務を遂行する上で防護服は重要な装備である. 銃砲刀剣類所持等取締法が徹底されている日本においてはアイスピックなどの先端な鋭利な日用品の対策として防護服では耐突き刺し性能が重要とされている. また常時着用していても負担が軽いものであることも求められる. 高強度繊維織物の利用は一つの有力な可能性ではあるが, 織物は鋭利なものの突き刺し時に織目が寄ってしまうため, 高強度繊維が元来持っている強度が防護性能として十分に生かすことができないという点が指摘されていた. 本研究では絡み織の技術に注目し, 高強度繊維で絡み織物を作製することでこれらの課題を高度に両立させる方法を探った.

研究成果の学術的意義や社会的意義

絡み織は古くからのテキスタイル技術であるが, 新技術である高強度繊維と組み合わせることで現代的な課題解決にも適応可能なことを示すことは学術的な意義がある. 同時に着用負担が少ない一方で高い防護性をそなえた防護服の素材を提供することは社会的な意義も大きいと考える. 併せて, これらの作製技術や評価方法を確立していくことも意義があると考える.

報告書

(6件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021 2019

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 防護服用高強度繊維糸織物の突刺しにおける貫通プロセスの観察2021

    • 著者名/発表者名
      清水俊彦, 坂口明男, 木村裕和
    • 学会等名
      日本繊維機械学会北陸支部繊維学会北陸支部研究発表会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] アラミド糸製絡み織物における通気性および耐突刺し性の検討2019

    • 著者名/発表者名
      清水俊彦, 坂口明男, 木村裕和, 鮑力民, 森川英明
    • 学会等名
      繊維学会(秋季研究発表会)
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2025-01-30  

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