研究課題/領域番号 |
19K02304
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 金城学院大学 |
研究代表者 |
丸山 智美 金城学院大学, 生活環境学部, 教授 (50410600)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 女性 / 勤労者 / 労働者 / 食事環境 / 食事管理 / 昼食環境 / 食環境 / 女性労働者 / 昼食 / 外食 |
研究開始時の研究の概要 |
男女労働者を対象とした基礎調査から対象者特性と昼食環境の実態を明らかにする。 次に,基礎調査から抽出した女性30名を2群に割り付け、市販弁当と教育媒体を用いて管理栄養士・産業保健師が介入し,介入後の評価を行う。 最終評価では,2群の食行動変容と食事摂取改善の解析を行い、改善効果、食事摂取維持、改善に寄与する生活・食事背景や女性医学因子を明らかにする。研究成果は,学術会議での成果公表や論文作成により、研究結果を活用できるようにして社会に還元する。
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研究成果の概要 |
調査対象者30人の行動段階は、行動調査の結果から、減塩、野菜摂取など10項目で食生活習慣をTrans Theoritical Modelのレベルにあてはめ非実行群と実行群に分類した。すべての項目で非実行群が7割を超えていた。昼食環境整備前後を比較すると、年齢以外の属性に差はなかった。摂取エネルギーおよび摂取栄養素には有意差はなかった。実行群では昼食環境整備後において、食品群摂取量について漬物摂取量が有意に低く、食事の意識が変化したと回答した割合が有意に高く、食行動について食塩を控えるようにした、食物繊維および野菜を摂取するようにしたと回答した割合が有意に高かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
女性労働者の昼食環境を100日間にわたり栄養管理された弁当を用いて整備することは、Theoritical Modelのレベルである「実行期」、「維持期」にある者において食事に対する意識を改善することと教育した内容に関連する食品摂取が改善することが示唆された。 本研究の社会的意義は、フルタイムで勤務する女性のうち健康につながる行動段階にある者では、職場の昼食環境を栄養管理された昼食と食教育で整えることにより、健康的な食品摂取を選択できるようになることを明確にしたことである。女性の食環境を整備するための基礎を整える具体的方策を構築したことに学術的意義がある。
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