研究課題/領域番号 |
19K02421
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
三澤 紘一郎 群馬大学, 共同教育学部, 准教授 (20636170)
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研究分担者 |
渡邊 福太郎 慶應義塾大学, 文学部(三田), 准教授 (80634047)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 人間本性 / 人間の自然性 / 第二の自然 / 規範性 / 理性 / 知覚 / John McDowell / David Bakhurst / 理由の論理空間 / 概念 / 環境 / 実践知 / 行為 / 直感 / 環境教育 / 没入 / 世界 / 概念性 / sustainable development / 人間の社会性 / 科学的世界像 / 日常的世界像 / 知覚経験の概念性 / 「脳・心・教育」プログラム |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、「規範性をもった自然的存在」である人間を「第二の自然(second nature)」という視角から照射することにより、人間の自然性と社会性を定位しなおし、その観点から教育の世界で影響力をもちつつある「脳・心・教育」プログラムを精査するものである。
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研究成果の概要 |
本プロジェクトは、前回プロジェクトにつづき「規範性をもった自然的存在」である人間をより十全に理解することを目指し遂行された。以下の二つが主な研究成果である。①:自然科学的人間像に還元されない人間理解を描出する哲学的人間探究の道筋の一端を明らかにしたこと;②:言語化されないままに働く理性について、その特質と射程に関わる研究を推進したこと。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年のいっそうの自然科学研究の進展により、人間理解の中心は、人間の動物的自然性に基づく自然科学的人間像に占められつつあり、その影響は教育領域にも及んでいる。しかし教育研究においては、このような「自然主義」の特質を見定めて、乱立する個別研究の意義と限界を明らかにする研究が、国内外を問わず、決定的に欠けている。本プロジェクトは、自然主義をもっとも積極的に検討してきた分析哲学の展開を足掛かりに、教育と自然主義の見通しづらい関係を理論的に解きほぐし、より建設的な教育研究、教育理解の方向性の一端を提示した。
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