研究課題/領域番号 |
19K02504
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
渕 真輝 神戸大学, 海事科学研究科, 准教授 (20362824)
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研究分担者 |
臼井 伸之介 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (00193871)
藤本 昌志 神戸大学, 海洋教育研究基盤センター, 准教授 (70314515)
広野 康平 神戸大学, 海事科学研究科, 准教授 (80346288)
中井 宏 大阪大学, 人間科学研究科, 准教授 (90583526)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 船舶 / 衝突回避判断 / 操船者 / 状況認識 / 現場 / フィードバック / 衝突回避 / 判断 / 安全研修 / プログラム |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、操船者の状況認識における“現状の理解”と“将来動向の予測”について操船経験の差に関する特徴を明らかにし、その知見を基に衝突回避判断を安全側へシフトさせるためのプログラムを策定し試行するために、次のように研究を進める。 ①衝突回避判断の収集(記憶に残っている衝突回避判断経験・衝突回避判断に関わる勘違い経験) ②操船シミュレータのシナリオの作成 ③船員養成機関に所属する学生と実務経験者を対象とする操船シミュレータ実験の実施 ④衝突回避判断を安全側へシフトさせるためのプログラムを試行し知見を得る。
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研究成果の概要 |
海上輸送で用いられる船舶の操縦は操船者の経験が重要であると言われている。 本研究ではまず衝突回避判断事例を収集した。事例収集の際に困難への対処を尋ねており、これらを反映した操船シミュレータシナリオを用いて実験を行った。その結果、状況認識のうち将来動向の予測に最も大きな差があった。具体的には、実務経験者はその時点で認められていない事象が今後生じるのではないかと予測していること、また相当に長時間後に生じる事象を予測していることであった。シニア実務経験者にシナリオを評価させたところ学ぶことは多いと概ね高評価であった。よって衝突回避判断を安全側へシフトさせるためのプログラムの基本を策定することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
船舶の操縦は操船者の経験が重要とされ『うまくいった』経験を有効に活用することが重要である。そのためには現場で操船者がどのように状況を認識し、その結果どのような衝突回避判断を行っているかが重要である。本研究では事例収集から操船シミュレータシナリオを作成し実験することで操船者の将来動向の特徴を明らかにした。具体的には、実務経験者はその時点で認められていない事象が今後生じるのではないかと予測していること、また相当に長時間後に生じる事象を予測していることであった。シニア実務経験よる評価は概ね高評価であり、衝突回避判断を安全側へシフトさせるためのプログラムの基本を策定することができた。
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