研究課題/領域番号 |
19K02513
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
|
研究機関 | 白百合女子大学 (2020-2022) 帝京大学 (2019) |
研究代表者 |
中田 正弘 白百合女子大学, 人間総合学部, 教授 (20527345)
|
研究分担者 |
町支 大祐 帝京大学, 公私立大学の部局等, 講師 (40755279)
坂田 哲人 大妻女子大学, 家政学部, 講師 (70571884)
荒巻 恵子 帝京大学, 公私立大学の部局等, 教授 (80743070)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | カリキュラム・マネジメント / 教育課程 / 校内研修 / 組織マネジメント / 教科等横断的 / 学びの質保証 / 選択 / 参加 / 教員の能力開発 / 研修プログラム / 教育課程編成 / 教科横断 / 学内外資源の活用 / ミドルリーダー / 組織的な学習 / 教師の能力開発 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は「教師の組織的な学習を通したカリキュラム・マネジメント能力の開発に関する実証的研究」に取り組む。具体的には、教科間の関連を図った授業運営に学校全体で取り組んでいる海外事例の調査及び国内で先進的にカリキュラム・マネジメント研修に取り組む教育委員会・学校を対象に、その実態と個々の教師の能力開発への影響、校内での取り組み等の調査を行う。その上で、教育委員会・協力校との協働により、校内研修を核とした教師の組織的な学びを通じて、教師がカリキュラム・マネジメント能力を開発していく過程、要因、方法を明らかにし、カリキュラム・マネジメント能力の開発につながる校内研修のあり方を検討し、モデルを提案する。
|
研究成果の概要 |
カリキュラム・マネジメントは、授業改善に対する効果に期待が寄せられる一方、具体的な活動のイメージはつかめていない状況があった。また、その実践は、校長がカリキュラム・マネジメントに対する意義や価値を認識していること、ミドルリーダーが、校長の経営ビジョンを具体化したり実践へとつないだりすること、さらには、教員の理解を促す学びの場や教員同士の実践交流の時間の確保など組織マネジメントが重要であることが明らかになった。こうした調査結果を踏まえ、教科等横断的な視点から授業を構想するワークショップや、管理職、ミドルリーダーを対象とした組織マネジメントに関連したワークショップ等の開発を進めてきた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、学問研究の基盤に立ちつつ、教育現場の実情を踏まえた新たなカリキュラム・マネジメント能力開発システムの構築を目指すものである。カリキュラム・マネジメントに対する教員の意識調査を始め、実践方法や研修内容等に関する国内外での学校訪問調査等を丁寧に行い、その成果を踏まえて、個々の教師のカリキュラム・マネジメント能力開発に向けた研修モデルの開発を目指す。また、社会的使命として、研究のプロセスや成果・課題等については、学会発表、論文発表、書籍のほか、協働する学校や教育委員会とともにアウトプットを図り、児童生徒の資質・能力を育成する教育の実現を支援する知見を提供していく。
|