研究課題/領域番号 |
19K02515
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
田中 博之 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (20207137)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 道徳ワークショップ / 2時間小単元 / 道徳力アンケート / はがき新聞 / 道徳科 / 単元学習 / 道徳科教育 / 道徳力 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、新学習指導要領における「特別の教科 道徳」において、2時間小単元を構成して実施する道徳ワークショップという新しい学習方法の特徴と成立条件を、授業の開発と評価を通して実証的・実践的に明らかにすることを目的とする。道徳科においては、学習指導要領の中の「内容の取扱い」を見ると、「一つの内容項目を複数の時間にわたって指導する」工夫が求められている。そこで本研究では、国内の研究協力校において、道徳ワークショップという新しい学習法を各学年1単元ずつ開発・実施し、その成果を道徳アンケートとはがき新聞という新しい判断・表現ツールを活用して検証し・改善して、モデル単元のハンドブックを作成し公表する。
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研究成果の概要 |
本研究は、新学習指導要領によって教科化された「特別の教科 道徳」(以降、道徳科と称す)において、2時間小単元を構成して実施する道徳ワークショップという新しい学習方法の特徴と成立条件を、研究授業の開発と評価を通して実証的・実践的に明らかにすることを目的とした。具体的には、2時間小単元における特有な学び方としてワークショップ学習を取り入れ、道徳ワークショップという学習原理を新たに構成して、国内の小中学校それぞれ3校ずつに研究協力校になってもらい、道徳ワークショップという新しい学習方法を各学年1単元ずつ開発・実施し、その成果を道徳力アンケートとはがき新聞という新しい評価ツールを活用して検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
道徳力アンケートとはがき新聞という2つの評価ツールを、本研究では評価研究における統計的な分析手法により効果測定を通して改善し、完成版を開発した。こうした先行研究にない独自性の高い研究を遂行することにより、本研究では3年間の継続研究により、①2時間小単元の単元モデルの新規開発と類型化、②道徳ワークショップの教授法と学習方法の効果アセスメントを通した新規開発とモデル化、そして③評価ツールとしての道徳力アンケートとはがき新聞の完成と定式化といった、これからの道徳科教育における実用化可能性の高い、新しい学習モデルや学習ツールを実証的に創造することができた。
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