研究課題/領域番号 |
19K02611
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 安田女子大学 (2020-2023) 金沢大学 (2019) |
研究代表者 |
齋藤 大輔 安田女子大学, 心理学部, 准教授 (30390701)
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研究分担者 |
丁 ミンヨン 福井大学, 学術研究院医学系部門, 客員准教授 (10774466)
藤澤 隆史 福井大学, 子どものこころの発達研究センター, 准教授 (90434894)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 子どもの認知能力 / 脳機能 / 生理機能 / 生活環境 / 脳機能画像 / オキシトシン |
研究開始時の研究の概要 |
昨今の教育現場で指摘されている学級崩壊や学力低下などの問題には、児童の認知機能(注意・抑制)や学習能力、社会的能力の影響だけではなく、親子関係などの日常生活での社会的相互作用が関係している。その日常生活での社会的相互作用は、生体内のオキシトシンなどの内分泌系の働きを調整することで、認知機能や社会的能力に影響していることが報告されているが、未だ不明な点が多い。そこで、幼児期からの親子関係などの社会的相互作用が子どもの認知機能や社会能力に与える影響について、認知心理学的検査・質問紙検査・脳機能イメージング検査・内分泌系検査などの最新の手法を組み合わせて明らかにする。
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研究成果の概要 |
昨今の教育現場で指摘されている学級崩壊や学力低下などの問題には、児童の認知機能(注意・抑制)や学習能力、社会的能力の影響だけではなく、親子関係などの日常生活での社会的相互作用が関係している。その日常生活での社会的相互作用は、生体内のオキシトシンなどの内分泌系の働きを調整することで、認知機能や社会的能力に影響していることが報告されているが、未だ不明な点が多い。そこで、幼児期からの親子関係などの社会的相互作用が子どもの認知機能や社会能力に与える影響について、認知心理学的検査・質問紙検査・脳機能イメージング検査・唾液中の内分泌系検査などの最新の手法を組み合わせて明らかにする。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
認知機能検査、MRIを用いた脳機能や構造、唾液中オキシトシン濃度の計測を行うことで、親子関係などの社会的環境要因が、子どもの認知能力にどのように関与していることを明らかにする研究である。その際に、生活環境・認知機能・脳機能・生理機能の関係性を行動心理学・脳科学・生化学的指標との関連にて解明する。幼児を対象として、これらの多面的なアプローチにより、メカニズムの解明を行う点が重要かつ独創的な研究である。時期的な問題で、計画通りの研究を行うことができなかったが、予備的な調査を含め、実験遂行のための基礎的なデータを収集し、子どもの行動と環境要因、生理学的要因との関係を調査できた。
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